前回の「貧血気味な人が食べたい、作りおき「補血」おかず」では、女性に多い貧血気味の方のためのレシピを公開しました。今回は、むくみがつらいときに食べたいおかずを紹介しましょう。

 体内の水分代謝が滞ることで起こるむくみ。「特に、湿度も気温も高くなる梅雨から夏にかけての季節は、汗はかきにくいのに冷たい飲み物を多くとりがち。そのため体に水分がたまってしまう」(料理研究家のコウ静子さん)。

 むくみ対策には、水分コントロール「利水(りすい)」の作用がある食材、ハト麦やトウモロコシが欠かせない。さらに「消化器官の機能を高める食材のトマトなどを組み合わせます」(コウさん)。

爽やかな酸味が魅力
ハト麦とミニトマトのマリネ
[全量]411kcal・塩分1.0g

 ハト麦は「利水」作用のある食材の代表格。トマトには消化器官の働きを高める効果が。「食べるときは冷やしすぎないように。ニンニクやパセリには体を温める効果があります」。

<材料>(作りやすい分量)
ハト麦(乾燥)または大麦----------50g
ミニトマト----------10個

A
 タマネギ(みじん切り)----------大さじ1と1/2
 ニンニク(みじん切り)----------1/4かけ分
 パセリ(みじん切り)----------大さじ1
 オリーブオイル----------大さじ1と1/2
 白ワインビネガー----------大さじ1
 塩・コショウ----------各少々

<作り方>
1.ハト麦は洗ってざるに上げる。たっぷりの湯(分量外)で20分ほどゆで、ざるに上げて水気を切る。

2.ミニトマトはへたを除いて半分に切る。

3.12Aであえる。