日経WOMANと日経FinTech編集部が11月5日に開催したイベント「お金と私をアップデート 2017 Autumn」では、リントス代表取締役の川崎貴子さんと、日経WOMAN編集長の安原ゆかりが登壇したスペシャルトーク・セッション「お金と時間、どっちを優先するべき? ~色んな選択肢があるからこそ、わたしはこう生きる~」に多くの来場者が詰めかけました。川崎さんが乳がんを通して「時間」や「お金」に対して抱いた思いから、「人生100年時代」のアドバイスまで、盛りだくさんの内容をレポートします。

乳がんで実感した「時間の大切さ」

 プライベートを踏まえた女性へのキャリアに関するコンサルティングをしてきた川崎さんが時間の大切さを実感したのは、約1年前に乳がんになったときでした。もともと「失敗してもいいから生きている感触を味わいたい」と考えるタイプだったという川崎さんですが、「ぱっと見たら断崖絶壁に立っていました」と語ります。

「乳がんの経験で本当に大切なものが分かりました」と語る川崎さん(右)と安原編集長

「『エキサイティングじゃなくていいから、今日と同じ平穏な明日が来るように』と、自分が思うようになったのにはびっくりしました。乳がんという断崖絶壁に立ってみて、何気ない日曜日が愛おしいなと思った経験ですね」(川崎さん)

 手術の結果、初期の段階であることが分かったものの、そのときに保険に入っていたことで「お金の心配がなくなった」といいます。お金が入ったことで憂鬱だった気持ちが前向きになり、家族で金沢に旅行をする計画も立てたそうです。

「ガンではなくても病気で働けないようなときのために、保険に入っておくのはいいかなと思いました。40代はやる事業やる事業、手応えがあって結構楽しかったんです。そこで乳がんになったんですけど、備えのおかげで気持ちが沈まなかったので、安心のためにもおすすめしたいなと思います」(川崎さん)

 安原編集長は「あまりないけれど、何かあると重大な損失が起こり得る」場合に備えるのが保険の正しい入り方だと語ります。

「川崎さんの場合は、一家の大黒柱。40代で女性がガンになる確率はそれほど高くはないけれど、なった場合には、経営者でもあるし大きな経済的リスクがあるので、入っていたのはよかったですよね」(安原編集長)