生活を変えて、お金の意識を変えよう

生活が乱れるとお金の使い方も乱れる

 横山式「90日間貯金プログラム」で実行してほしい7つの活動に「自分との小さな約束を守る」というものがあります。その一部をご紹介します。

・ちょっと筋トレをする
・普段やらない所を1カ所だけ掃除する
・1日携帯電話の電源を切って過ごしてみる

…など。

 パッと見、お金と直接関係ない行動ばかりですね。これがなぜ貯金につながるのか、ピンとこない人も多いでしょう。

 生活とお金は切り離せないもの。毎日の生活をきちんと管理できない人は、お金の使い方もルーズになりがち。生活の乱れはお金の乱れにつながりやすいのです。

 例えば、部屋が物であふれていて、整理整頓されていなかったら? 必要な物が見つからなくて、何度も同じ物を買ってしまったり、買ったけれど結局着ていない服がたくさんあったりするのではないでしょうか。

 物はお金が形を変えたものですから、「不必要なものが多い=無駄遣いが多い」ということです。貯金ができないのも当たり前でしょう。

 自分との小さな約束を守るということは、自分で生活をコントロールするということです。

 今まで運動不足だった人が、毎朝15分のウォーキングを習慣にする。すると、そこから規則正しい生活のサイクルが生まれます。1日3食、きちんと食べるようになったり、夜更かししないようになったり、お酒やタバコを控えるようになったり…。

 小さな習慣が生活に軸になって、毎日を丁寧に過ごせるようになると思います。

 簡単なことでいいので、自分のできるところから始めてみましょう。

 そうしていくうちに、お金に対する意識も変わって、自然と浪費も減らすことができるようになりますし、丁寧なお金の使い方ができるようになるはずです。

マンガ/桜こずえ、文/横山光昭


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