世代別・投資との向き合い方
ユイは学生時代の同期の友人に「貯めるなら独身のうちよ！」と言われ、ミツルおじさんからは「20代30代は投資をしたほうがいい世代」と言われました。
ここでは、「投資をどう考えて、投資とどう向き合えばいいのか？」というお話を年齢別にしていきます。
20～30代は時間がたっぷりある
この世代は既婚・独身を問わず、収入の多くが「自由に使えるお金」でしょう。そして、毎月の積み立て投資を続けていく時間があります。ご自身の意思さえあれば、いくらでも投資運用はできると思います。
毎月1万円ずつ、40年間積み立て投資プラン
毎月の積み立て投資額を1万円としましょう。それを40年間続けていくとします。480万円を投資に回していくことになります。仮に5％で運用できたとすると……。
1万円／月 × 40年 ＝ 480万円 ⇒ 5％運用の場合 約1480万円
40年後は約1480万円の資産になります。40年間という長い時間があるからこそ、1万円の積み立て投資でこのような資産作りも可能になります。
最初の10年は毎月6万円ずつ、残りの30年は毎月1万円ずつの投資プラン
さらに、20～30代は自由に使えるお金がある世代ですし、将来のマンション購入も視野に入れて、最初の10年間は頑張って別途毎月5万円をねん出して投資に回す、というプランも見てみましょう。
最初の10年間は1万円＋5万円で月6万円、合計720万円を積み立てることになります。残りの30年間は、月1万円ずつ、合計360万円を積み立てていきます。5％で運用できたとすると……。
＜最初の10年間＞
6万円／月 × 10年 ＝ 720万円 ⇒ 5％運用の場合 約930万円
10年間でこれだけの資金ができれば、この時点である程度の金額を頭金に使うことができます。
＜マンション購入＞
約930万円 ⇒ 頭金を800万円にした場合 ＝ 約130万円
＜残りの30年間＞
初期投資額（余った資金） 約130万円
約130万円 ＋ 1万円／月 × 30年 ＝ 360万円 ⇒ 5％運用の場合 約1380万円
マンション購入というイベントを経ても、40年後は約1380万円のお金を手にできる計算になります。
このように、20～30代で始めると、時間というアドバンテージのもとに増やすことができます。ミツルおじさんがユイに「コツコツと投資することで未来を切り開ける」と言った意味がお分かりになるかと思います。
ただし、時間的余裕が油断を生み、若気の至りで「投機」というギャンブルに手を出して財産を失うことがないように。そして、結婚してもダブルインカムで、「稼ぐ」「ふやす」「使う」のプロセスを確立しましょう。
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