定番日用品の収納ケースとハンガーについて、無印良品、ニトリ、イケアの3社を徹底比較します。

定番 日用品Check! オプションが充実する無印良品

収納ケース

「押し入れサイズ」まであるニトリ イケアは上蓋付きボックスのみ

 衣類を整理する際に重宝する収納ケース。無印良品、ニトリ、イケアの3社で見ると、ラインアップに大きな違いがあった。

 一般的なポリプロピレン(PP)素材のケースの場合、サイズや容量のバリエーションが充実するのは、無印良品とニトリだ。どちらも奥行きが45cm以下の短いタイプを用意し、マンションなどの狭いクローゼットにも対応する。ニトリには奥行きが74cmと非常に長い“押し入れ専用”タイプもある。無印良品はオプション品が充実し、使い勝手が良かった。一方、イケアは蓋付きのボックスタイプのみで、割り切ったラインアップになっている。ただ、ボックスの透明度が高く、外からでも中身は確認しやすかった。

無印良品とニトリはラインアップが充実
ラインアップ
無印良品
無印良品
ポリプロピレンのケースは、バリエーションが非常に豊富。衣類用には、奥行き44.5cm、55cm、65cmの引き出しタイプが最適だ。それぞれに「小」「大」「深」という高さ違いのモデルが3種類ある。蓋付きのボックスタイプも用意
ニトリ
ニトリ
引き出しタイプの衣装ケースは、奥行きが45cm以下の小さいものから74cmの超大型タイプまでひと通りそろう。無印良品と同様に、それぞれに高さが異なるシリーズがラインアップされている。蓋付きのボックスタイプもある
イケア
イケア
ポリプロピレン製の引き出し式タイプはなく、蓋付きのボックスタイプだけを品ぞろえ。容量は最大130Lまでの7種類があり、ボックスと蓋は別々にも購入できる。別売りの「クリップロック」を使えば、蓋をぴったりと閉じられる
無印良品のPOINT

オプション品でカスタマイズできる
 必要なパーツを必要な分だけ追加できるのが無印良品の特徴の一つ。収納ケースは、衣類を詰め込むと意外に重くなるが、別売りのキャスターを付ければ移動もラクだ。ケースが滑らないようにするシリコーンゴムを使ったストッパーもオプションで用意
別売りの仕切り板を使えば、ケース内を好みのサイズに分割できる
別売りの仕切り板を使えば、ケース内を好みのサイズに分割できる
ニトリのPOINT

押し入れを奥まで活用
 サイズバリエーションが豊富で、収納スペースに合ったものを選びやすい。なかでも、「押入れ衣装ケース」は、奥行きが74cmと非常に長いのが特徴。クローゼットには入りきらない可能性が高いが、押し入れを奥まで有効活用できる
イケアのPOINT

“内箱”を追加して中身を整理
 ボックスは透明度が高く、中に入っているものを外から見つけやすかった。別売りオプションの「インサート」を組み合わせれば、1つのボックスを2段に仕切れる。シャツやネクタイ、靴下といった小物類を整理して収納する際に便利だ
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インサートは、11Lと22Lの収納ボックスに対応する