約4割の女性が「衣替えをしない」と回答

衣替えをする整理収納アドバイザーと衣替えをしない一般女性
衣替えをする整理収納アドバイザーと衣替えをしない一般女性

 まず、「衣類の冬物と夏物を入れ替える『衣替え』の作業を行っていますか? また、1回の衣替えの作業にかけるトータルの時間を教えてください」という質問に対し、一般女性の41%が「衣替えを行っていない」と答えました。「30分未満で衣替えをする」人は11%、「約1時間」は29%、「約2時間」は13%、「約3時間」は5%、「それ以上」が1%という結果になりました。衣替えをするとなると、結構な時間がかかることになり、それが女性たちの腰を重くさせている理由かもしれません。

 それに対して“収納のプロ”である整理収納アドバイザー1級保持者は、「衣替えをしない」のは16%にとどまり、「30分未満」で手早く済ませている人が45%もいました。「約1時間」は27%、「約2時間」は7%、「約3時間」は5%という結果になっています。

整理収納アドバイザーと一般女性の違いが歴然
整理収納アドバイザーと一般女性の違いが歴然

 では、この違いはどこにあるのでしょうか? そのヒントは次の質問にありそうです。整理収納アドバイザーに「一般家庭にありがちな、残念な収納のポイント」を聞いたところ、「衣類が多すぎる」が79%でトップ。次いで、「どこに何を収納しているか分かりづらい」が53%、「衣類をぎゅうぎゅうに詰めすぎ」が47%と続きました。

 なお、一般女性に自分の衣類収納の「残念ポイント」を尋ねたところ、「収納スペースが狭い」が42%と最も多く、2位が「衣類が多すぎる」の41%。3位は「こまめに片付けていない」が24%となりました。

衣替えで処分する整理収納アドバイザーと処分しない一般女性
衣替えで処分する整理収納アドバイザーと処分しない一般女性

 とはいえ、各家庭の収納スペースには限界があります。そこで選択肢の一つとなるのが、「着ない洋服を処分する」という決断。「秋・冬物衣類で今シーズン着なかった(着る予定がない)衣類は衣替えで処分しますか?」という質問を投げかけると、整理収納アドバイザーは「来シーズンも着る予定がない衣類のみ処分」が42%とトップ。「着ないと判断した段階ですぐに処分」の27%、「着なかった衣類はすべて処分」の11%とあわせると、80%が「着ない洋服を処分」していました。

 一方、一般女性は「来シーズン着るかもしれないので処分しない」が28%、「来シーズンも着る予定がない衣類のみ処分」が24%、「処分するかどうか未定」は23%と、洋服を処分する人は36%にとどまっています。