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仕事も結婚も 人の話を素直に聞いたらこんなに変わる

2017年12月6日

キャスター小西美穂さん 直視したくないことに向き合う利点

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 日本テレビ解説委員として夕方の報道番組「news every.」に出演中の小西美穂さん。時事の疑問に答えるコーナー「ナゼナニっ?」での分かりやすい解説が好評を博しています。報道記者を経てキャスターとなり、各界のエキスパートをゲストに迎える討論番組などを数多く経験。そんな小西さんのコミュニケーションの極意を集めた初の著書「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)に注目! 働く女性がより自分らしく、周りも気持ちよく巻き込みながら仕事を楽しむポイントを教わるべく、日経ウーマンオンラインの取材チームは「news every.」の収録現場に向かいました!<第3回>

ホンモノの神対応を取材現場で見せてくれた第1回はこちら
 → 「「これが3秒で心をつかむ『ほんわかコミュニケーション』
人に好かれるコミュニケーションの極意を教えてくれた第2回はこちら
 → 「困る雑談『今日の天気』が効果大 誰でもできる会話術

 11月28日、29日に公開した記事が大反響! 放送作家の山田美保子さんも「最も手本にするべき女性キャスター」と評する、コミュニケーションの達人、小西美穂さん。番組収録後に行われたインタビューでは、聞けば聞くほど、真似したいワザが飛び出してくる。

――初対面でも話す相手を緊張させず、会話を盛り上げる「ほんわかコミュニケーション」は、いつ頃から身に付いたのでしょうか?

 一朝一夕には身に付きません。かなり地味な努力をしてやっと自分なりの工夫ができるようになってきた感覚なんですよ。

 具体的に何をしてきたかというと、キャスター職に就いてからは「反省ノート」をずっと付けています。中身? お見せできないほど、えげつないですよ(笑)。

「反省ノートをずっと付けています」

自分を成長させ続けてくれる「反省ノート」

 私は記者出身でテレビカメラの前でしゃべるプロではなかったので、最初は本当に失敗ばかり。一番大変だったのは、「深層NEWS」という討論番組の司会という大役をいただいたときですね。政治家をはじめとする大物ゲストを呼んで議論を回す、生放送のぶっつけ本番。

 収録後のスタッフ会議では、注意や指摘が私に向けられます。皆、「いい番組をつくりたい」という思いがあってのことですから厳しい言葉をいただくのは当たり前ですし、今となってはとても有り難いことです。「ゲストに対してもっといい質問ができたはず」「なぜあのとき、こんな切り返しをしたのか」「相手の話を聞いていない」……当時の私は、相当苦労しました。

 そして私はというと、注意を受けてもすぐにどうしたらいいか分かりませんでした。「改善の方法」までは教わることができなかったのです。

 答えが見えないまま、とにかく言われたことはすべてノートに書き留めるようにしました。言葉は聞くだけでは流れ去ってしまうけれど、文字に残しておくと「可視化」され、いつでも見返せる記録になりますよね。

 注意をしてくださる方の立場で考えても「一度注意したことは二度、三度は言わない」はずですし、今すぐ改善法が見えなくても時間がたって分かることもあります。

 反省ノートを見返す度、「ここはまだできていないな」と思う部分は赤線を引き、次に見返してまだできていなかったら2本目の線を引き……と繰り返して、自分だけの参考書を作っていきました。歴代の反省ノートはすべて自宅の引き出しに保管してありますが、もう5冊になりました。

 要は、壁に当たったときの心の持ち方なんですよね。「どうしたらもっとうまくいったのか」と逃げずに向き合い続けることが大切なのだと思います。「怒られた」で終わってしまうと、悔しさや恥ずかしさしか残らないけれど、自分をよりよく成長させる材料だと思えば、前進の一歩が踏み出せる。そんなふうにいつも考えています。

――参考にしているモデルはいるのでしょうか?

 たくさんいます。普段の生活や番組でお会いする方々の中にキラリと光る「話し上手」な人を見つけたら、観察します。するとある時、「話し上手=聞き上手」という法則を見つけました。つまり、相手の話をよく聞き、理解しているから、的を射た返答や、会話の流れをスムーズにする話ができるのだと。

 ラジオや落語もすごく良い勉強材料になっています。「あ、これ使える!」という言い回しを聞いたら、一言一句書き留めて「言葉の引き出し」にためておく。実際に口に出して言ってみると、記憶にも残りやすいみたいです。

――地道な努力が小西さんのコミュニケーション術を磨いているんですね!

 私はまだまだですけれど、世間から「話がうまい」と称される方々は皆、陰で努力されているのだと思います。

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