いつもはつらつとした、明るいイメージの井上真央さん。約2年ぶりの主演連続ドラマとなる「明日の約束」では、生徒の心に寄り添うスクールカウンセラーを演じています。今年30歳を迎えた井上さんの、笑顔あふれるインタビューをお届けします。

 インタビューが行われた10月某日、東京は肌寒く、あいにくのどんよりした雨模様。しかし控え室に井上さんが入ると一転、明るい雰囲気に包まれました。終始にこにこと笑顔の井上さん。この明るい笑顔に会いたかった! 日経ウーマンオンラインは今回、今年30歳を迎えた彼女に聞きたい、気になる5つの質問を直撃してみました。

井上真央

女優。1987年、神奈川県出身。趣味はスポーツ観戦。子役から活躍し、幅広い演技に定評のある実力派人気女優だ。フジテレビ系ドラマ「明日の約束」では、自身もある悩みを抱えながらも、生徒の心のケアに力を尽くすスクールカウンセラー、藍沢日向を演じる。

【質問1】悩んだとき、どうしてる?

 ドラマでは「教師でもなく親でもない、誰よりも生徒の心に寄り添える大人」をモットーに、日々まい進するスクールカウンセラーを演じている井上さん。放映後ネット上では、「こんなスクールカウンセラーがそばにいてほしかった」との声を多く目にしました。井上さん自身は普段、相談されることが多いのでしょうか。また、時には悩みを人に相談することもあるのでしょうか。

ただそっと背中を押してもらいたい

 「同世代の友人からは、恋愛や仕事の悩みを相談されますね。

 どちらかというと、聞くほうが好きだし、自分から相談するのは苦手なんです。でも……、背中を押してもらいたいと思うときは、あります。

 女性って、答えが欲しいんじゃなくて、ただ背中を押してほしい人が多いんじゃないかなって思うんです。この人に背中を押してもらいたいから相談する、この先輩になら気持ちを分かってもらえそう、と思って会いに行きたくなる。私はいつもそうやって信頼できる人たちに背中を押してもらっています」