自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのための総合イベント「WOMAN EXPO FUKUOKA 2017」が、10月8日に福岡国際会議場(福岡市)で開催されます。このイベントは、キャリアアップもスキルアップを楽しく学べて、美容法からマネー術まで役立つ情報をお届けするセッションを行い、働く女性が一堂に会します。当日は、社会保険労務士でファイナンシャル・プランナーの井戸美枝さんと経済コラムニストの大江英樹さん、美容家の佐伯チズさんの3人が登壇するセッションもあり、豊かな人生を過ごすためのマネー術について余すことなく語り合います。 そこで、今回は、大江さんと井戸さんが対談した過去の人気記事をご紹介。イベントのセッションでは、この記事でも展開されているような、お金の不安を解消するためのノウハウを伝授します。

(2017年2月28日に掲載した記事を再掲載)

一生お金に困らない「金持ち老後」のために知っておきたいキホンをまとめた『定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!』(日経BP社)。共著者の井戸美枝さん(社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー)と、大江英樹さん(経済コラムニスト)に聞く、働き女子のためのお金のアドバイス。日経WOMAN編集長の安原ゆかりによるインタビュー、今回はいよいよ最終回です。

第1回:教えて! 定年まで&定年後のお金の戦略
第2回:稼げる! 豊かな老後のために人付き合いの貯金を
第3回:老後資金の最大の味方!「個人型確定拠出年金」を知ろう(この記事)

井戸美枝(いど・みえ)

社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー。社会保障、年金制度に詳しく、現在、厚生労働省社会保障審議会企業年金部会委員を務める。日本経済新聞、日経WOMAN、日経CNBCなどでライフプランや資産運用についてアドバイスを行う。著書に『知ってトクする! 年金の疑問71』(集英社)、『専業主婦で儲ける! サラリーマン家計を破綻から救う世界一シンプルな方法』(講談社+α新書)『ズボラな人のための確定拠出入門』(プレジデント社)など。
大江英樹(おおえ・ひでき)

経済コラムニスト。大手証券会社を定年退職後、オフィス・リベルタスを設立。行動経済学、資産運用、企業年金、シニア層向けライフプラン等をテーマとし、執筆やセミナーを行う。日経電子版でコラム『定年楽園への扉』を連載。著書に『投資賢者の心理学』(日本経済新聞出版社)など。

安原 『定年男子 定年女子』をすでに読んでいただいたという読者の方からこんなメールをいただきました。「現在34歳ですが、『定年女子』という言葉に引かれて手に取りました。お金のことは詳しくないのですが、内容がすらすら頭に入って分かりやすかったです。井戸さんの“女性のための定年後のお金の本を書きたかった”、“定年後こそ本来の自分に合った仕事で、少額でもいいから稼ぎ続けよう”というメッセージに共感しました」。

井戸さん(以下、敬称略) うれしいです! まさにこの本で一番お伝えしたかったことです。

安原 老後のお金の不安から、投資を始めたり、マイホームを買ったり、個人年金保険に入ったりする女性も増えています。大江さんはこの本の中で「投資は苦手ならしなくていい!」と断言されていますね。