自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのための総合イベント「WOMAN EXPO FUKUOKA 2017」が、10月8日に福岡国際会議場(福岡市)で開催されます。このイベントは、キャリアアップもスキルアップを楽しく学べて、美容法からマネー術まで役立つ情報をお届けするセッションを行い、働く女性が一堂に会します。当日は、社会保険労務士でファイナンシャル・プランナーの井戸美枝さんと経済コラムニストの大江英樹さん、美容家の佐伯チズさんの3人が登壇するセッションもあり、豊かな人生を過ごすためのマネー術について余すことなく語り合います。 そこで、今回は、大江さんと井戸さんが対談した過去の人気記事をご紹介。イベントのセッションでは、この記事でも展開されているような、お金の不安を解消するためのノウハウを伝授します。

(2017年2月24日に掲載した記事を再掲載)

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一生お金に困らないために、30~40代のうちからやっておくべきことを、『定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!』(日経BP社)を出版された社会保険労務士でファイナンシャル・プランナーの井戸美枝さんと、経済コラムニストの大江英樹さんに聞く第2回をお届けします。聞き手は日経WOMAN編集長の安原ゆかりです。

第1回:教えて! 定年まで&定年後のお金の戦略

井戸美枝(いど・みえ)さん

社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー。社会保障、年金制度に詳しく、現在、厚生労働省社会保障審議会企業年金部会委員を務める。日本経済新聞、日経WOMAN、日経CNBCなどでライフプランや資産運用についてアドバイスを行う。著書に『知ってトクする! 年金の疑問71』(集英社)、『専業主婦で儲ける! サラリーマン家計を破綻から救う世界一シンプルな方法』(講談社+α新書)『ズボラな人のための確定拠出入門』(プレジデント社)など。
大江英樹(おおえ・ひでき)さん

経済コラムニスト。大手証券会社を定年退職後、オフィス・リベルタスを設立。行動経済学、資産運用、企業年金、シニア層向けライフプラン等をテーマとし、執筆やセミナーを行う。日経電子版でコラム『定年楽園への扉』を連載。著書に『投資賢者の心理学』(日本経済新聞出版社)など。

安原 第1回では、定年退職後も働き続けることが最強の老後不安の解消法だと伺いました。現在会社員の人なら、月8万円の収入がある仕事を見つければ、老後の赤字が消えるということでしたね。一方、フリーランスや自営業の人は自分で「引退する年齢」を決められますが、取引先の都合で突然仕事がなくなってしまうリスクもあります。井戸さんは新卒で入った会社を2年で辞め、専業主婦を経て社会保険労務士になられ、以来ずっとフリーランスでお仕事をしてきたそうですが、経済的な不安を感じたことはありませんか?