「正社員を辞めたことを今は後悔している」「楽なポジションのまま会社勤めをしてきたことを今は後悔している」――今回は、寄せられた「後悔」について考えていきます。なぜ後悔するのでしょうか、そして後悔から抜け出し、前向きに生きていく方法はあるのでしょうか。健康社会学者の河合薫さんとアラサー独身OL代表のニケさんが考えていきます。
【Q】後悔だらけの人生、どうすれば?
結婚を機に退職して扶養内のパート派遣として働いていました。しかし昨年離婚し、パート派遣のお仕事では収入が十分ではなくなり焦っています。ただ、一度正社員からはずれると再就職が難しく、困っています。パートとはいえ会社に出勤しているので、転職活動に本腰を入れることができません。正社員を辞めたことをとても後悔しています。(36歳、派遣社員、小売、秘書)
安定した会社に20年勤めています。お給料もそこそこで満足しています。アフター5を楽しみプライベートも充実しています。一方で、仕事面でやりがいが全くなく、このままこのポジションで働き続けてよいのかどうか、迷うことが増えました。管理職に就いた同僚ややりたい仕事ができる部署を目指した同僚を見ていると、楽なポジションに甘んじてきたことを後悔しています。(40歳、サービス、総務、独身)
【A】だって自分の人生だもの
ニケ 今回は「働く女性の後悔」シリーズを二つ持ってきました! 一人は正社員を辞めたことを悔い、もう一人は管理職を目指さなかったことを悔いています。
カワイ ニケさんも後悔したことあるの?
ニケ もちろん! 今さら悔いても仕方がないんだけど、あ~あ、なんであのときあんなことしちゃったんだろう、って。
カワイ どんなことを後悔しているの?
ニケ う~ん……言わなきゃダメですか~?
カワイ 言いたくないなら言わなくてもいいですよ。
ニケ っていうか、薫さんは後悔してることとかないんですか?
カワイ ない。
ニケ 一つも?
カワイ ない。
ニケ 全く?
カワイ ありません。だって自分の人生だもの。そのときはそれがいいと思って生きてきたわけでしょ? 仕方がないですよね。