やった仕事をアピールしながら、次のアピール
カワイ 自己アピール・その2「自分がやったことの評価を、上司に求めてみよう!」
「私、○○をやってみて××ということが分かったのですが、どうでしょうか?」と自分がやったことをアピールしながら、上司に聞いてみてください。
ニケ (ニヤリ)それはいいですね! 「私が私が」ではなく、「私がやったこと、どうでしょ?」って聞くんですね。
カワイ はい。それもれっきとした自己アピールです。
ニケ じゃ、他には? 自己アピール・その3は?
カワイ 自己アピール・その3「自分がやっていることをアピールしつつ、もっとやりますと伝えてみよう!」
「私は○○をやっているのですが、お役に立っているでしょうか?」とやっていることをアピールしながら、「もし、あまりお役に立っていないようでしたら、他にどういうことをやったらいいでしょうか?」と聞いてみるんです。
ニケ ふむふむ、なるほど。……でも、もっとやることがあるなら、やっぱやらなきゃダメなんですね(冷汗)。
カワイ そうですよ。アピールできる行動があるなら、「いいね、さすがだね!」と評価されるほうがいいでしょ?
ニケ ですよね。「自己アピールする」よりも、「自己アピールできるようなことをやる」ほうが大変なんですね。
カワイ やることをやらずに、「私が、私が」と自己主張するだけの人は嫌われます。たとえ上司に評価されても、同僚から嫌われ、部下から軽蔑されます。一方で、みんなや会社のためになる「意義あること」を自己主張せずともやり続ける人は、同僚からも部下からも一目置かれる存在になります。
会社というのは理不尽なことばかりなので、自己アピールは出世にはつながらないかもしれない。でも、同僚や部下から「すごいなぁ」と評価されて、いつまでも彼らの「心の中に残る人」になるはずです。世の中捨てたもんじゃないって、私は少なくともそう思っています。
ニケ ウッ……。ニケ、なんか泣けてきました……。
カワイ (笑)なんでや?
ニケ ニケ、自己アピールできるように頑張ります!
カワイ はい、頑張って! まず「議事録ね!」
ニケ ひえ~。一晩寝て考えます! ってことで、皆さん、また来週~。
文/河合薫 写真/PIXTA
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