「女性管理職を増やそうという流れ、社会人5年目の私には分かりません」という投稿がありました。女性管理職が増えるとどんなメリットがあるのか、健康社会学者の河合薫さんとアラサー独身OL代表ニケさんが、改めて考察していきます。
【Q】女性管理職が増えるとどうなる?
私は現在社会人5年目です。ここ最近、会社では女性管理職を増やそうという流れになってきていますが、実際に女性の管理職を増やしたからといって何が変わるのかイメージができません。世間一般的には、女性管理職を増やしたほうが社会全体または会社にとってメリットがあるということなのでしょうか。(27歳、医療福祉関連、一般事務、独身)
【A】女性だけじゃなく男性にもプラスになります
ニケ うわぁ~。すっごいイイ質問! そうですよ。「女性管理職を増やせ! 女性リーダーを増やせ!」って言う人たちって、何のためにやってるんだろうって、ニケもず~っと疑問だったんですぅ。
カワイ ず~っと……?
ニケ ドキッ。い、いやっ、今、です! 今、27歳一般事務さんに言われて気が付きました! ウフ、ちょっとサバ読みました。テヘッ。
カワイ (笑)「女性管理職を増やせ!」って言ってるトップやマネジャーたちも、分かってないかもしれませんね。
ニケ うちの社長とか、ま~ったく分かってなさそ~。だって、クオーター制のこと、ず~っと「ウオーター制」って言ってたんですよ~。アッッハハ。
カワイ 水性(ウオーター)の職場っていうのも、悪くなさそうですけど……(苦笑)。いずれにせよ、メリットは二つ。一つは「機会の平等」。もう一つは「職場風土の改善」です。
ニケ な、なんか難しい話になりそうな……。
カワイ 大丈夫よ。どちらも、とっても身近なお話です。女性だけじゃなく、男性にもプラスになることだしね。
ニケ へ~男性にも? ふ~ん、分かりました。では、薫さん、「機会の平等」と「職場風土の改善」について教えてください、よろしくお願いします!