強い女たちの痛快復讐劇が満載　10月スタートドラマ

「明日の約束」

謎が残る死の真相を解き明かす　オリジナルヒューマンミステリー

10月17日スタート／火曜21時／関西テレビ・フジテレビ系
（編集部のおススメ度　★★）

　高校のスクールカウンセラーの日向（井上真央）は、過干渉な母親との関係に悩んで育った経験があり、「親でも教師でもない、最後に味方になってあげられる大人」として、生徒の心のケアに生活をささげていた。

　ある日、男子生徒から「先生のことが好きです」と告白されるが、その翌日に彼は不可解な死を遂げる。果たして何が彼を死なせたのか。いじめ疑惑や「毒親」、不穏な交友関係など、彼が抱えていた闇が次々と明らかになる。日向はそのあらゆる問題に向き合っていく。

　井上はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」以来、約2年ぶりに連ドラに登場。共演は、及川光博、工藤阿須加、仲間由紀恵ほか。

「今からあなたを脅迫します」

ディーンと武井のW主演　脅迫屋とお人よしが事件に巻き込まれる

10月15日スタート／日曜22時30分／日本テレビ系
（編集部のおススメ度　★★）

　警察や探偵では取り扱えない事件を、人を脅して解決する「脅迫屋」の千川（ディーン・フジオカ）と、清廉潔白なお嬢様であり、究極にお人よしな女子大生・澪（武井咲）。千川が人違いで澪を脅迫したことで出会い、振り込め詐欺や誘拐事件など、なぜか澪もさまざまな事件に巻き込まれていく。

　原作は藤石波矢の小説。ディーンは民放連ドラ初主演。「盗み屋」役の三宅弘城と、澪の祖父役の近藤正臣は、15年に放送されたNHKの朝ドラ「あさが来た」の座組であり、こちらの共演も楽しみ。

「新宿セブン」

歌舞伎町の質屋店主が品物から依頼人の悩みを解決

10月13日スタート／金曜24時12分／テレビ東京系
（編集部のおススメ度　★）

　新宿・歌舞伎町にある質屋の店主の七瀬（上田竜也）は、「新宿一の鑑定士」と呼ばれていた。七瀬の店には時計やバッグだけでなく、拳銃やクスリ、臓器まで持ち込まれる。「人」も「モノ」も偽物を認めず、本物しか信じない彼は、持ち込まれる物から依頼人の悩みを解決していく。なぜ彼がこの街で質屋を経営しているのか。そこには隠された理由があった。

　歌舞伎町とアジアを舞台に、アウトローな主人公が訳ありな客と関わり、トラブルに立ち向かうヒューマンミステリー。原作は観月昴、奥道則によるコミック。上田は連ドラ初主演となる。

文／内藤悦子