森の中での足湯は開放感たっぷり
五所神社の停留所から再びバスに乗り、本日の受付場所である湯河原観光協会(落合橋下車)へ向かいました。
「女神輿体験ツアー」には、湯かけまつりオリジナルの半纏(はんてん)が付いています。受け取った後、地元湯河原町の神輿会「湯河原 睦」の先輩方から、初心者のために簡単なレクチャーを受けます。見た感じ小さくて、軽々持ち上げられそうに見えるのですが……これが重いのなんのって!
「前のほうに背が小さい人、後ろは大きい人が担ぐといいよ」とベテラン先輩方からアドバイスを受けました。確かに、周りの担ぎ手の方と背丈が違うとしんどいかもしれません。そして先輩方は「息ができないくらい、お湯掛けられるからね」と、鬼のような一言をにっこり笑顔で言うのでした。肩にずっしりと神輿を担いだまま、お湯を掛けられる上に、息ができない……帰りたくなってきました。
沿道では、給水車が出動し始めていました。バケツにお湯が配られていきます。バケツはおよそ1000個、約60トンもの量があるのだとか! 川沿いには、今回の「湯かけまつり」でも使用され、湯河原町の温泉宿すべてに供給されている源泉のタンクがあります。
さらに道なりに登っていくと、万葉公園足湯施設「独歩(どっぽ)の湯」があります。9つある足湯は、お湯底に敷き詰めてある大小さまざまな小石が足裏のツボを刺激してくれ、すべての足湯に入ると全身に元気がよみがえってくるんだとか。
周囲を緑に囲まれた、絶好の癒やしのロケーションに、つい長居してしまい、気づけばもう午後6時。祭り開始まであと1時間です。急いで湯河原観光協会へ戻り、大急ぎで屋台で購入したたこ焼きを頬張り、半纏を羽織っていざ出発です。