思わず二度見!? もらって困った年賀状

 どんな年賀状でももらえばうれしい? いえいえ、時に二度見したくなるような、正月気分も吹っ飛ぶトンデモ年賀状が届くことも。皆さんがもらって困った年賀状は、正月のめでたい空気をも凍らせる、一筋縄ではいかないツワモノばかりのようです。

デザインもさることながら、びっくりする相手から届くことも… (C) PIXTA
デザインもさることながら、びっくりする相手から届くことも… (C) PIXTA

離婚した元夫から来た年賀状。当然、すぐに捨てました。(47歳、製造、通訳・翻訳)

差出人の書いていない年賀状が届き、「離婚しました。女はもう信じられない」と書かれたコメントを見たときは怖かったです。(43歳、情報通信、企画)

スピリチュアルにはまっている知人から、宇宙のパワーがどうのという内容の年賀状が来て引いてしまいました。(47歳、医師・医療関係者、研究開発)

本人はたぶん捨てたつもりが、書き損じ分を運悪くポストに入れてしまったらしく、宛先が入っていたハガキに合わせて私のところに配達されてしまったことがありました。私にはコメントが一言でしたが、他の人には丁寧にメッセージを書いていたということがよく分かりました……。(37歳、製造、営業事務)

転職して初めてのお正月に、同僚から突然来た年賀状。前の職場では年賀状の習慣がなかったので職場の人から送られてくることに戸惑ったのと、住所を教えた記憶がなかったので驚きました。(35歳、製造、マーケティング)

文面が白紙の年賀状が、会社の上司と同僚から1枚ずつ届いたときには処理に困りました。(31歳、建設、総務・人事)

私が中学生のとき、友人からの年賀状に彼氏とキスしてるプリクラが貼ってありました。仲良しなのをアピールしたいのはいいのですが、節度を持ってほしいです。(25歳、生活関連サービス、経理)

真っ白い年賀はがきに、手書きで「あけおめ」と大きく書かれた年賀状はもらって困りました。そんなに質素にするくらいなら出さなくてもいいのに。(19歳、サービス、販売・接客)

手描きのイラストで、立ち入れないほど自分の世界に入り込んでいる年賀状。(31歳、製造、一般事務)

あなたは共感する? 読者の「年賀状あるある」

たいして仲良くない人の家族写真付き年賀状が苦痛です。(38歳、公務員、一般事務)

結婚式の写真、家族写真の年賀状は私はもらってもいいけれど、自分は出さないです。いろいろと思う方がいるので……。(34歳、製造、営業事務)

学生時代の友人には一通り出すものの、3分の1は宛先不明で戻ってきてしまいます。(27歳、サービス、接客)

最近はお年を召した方が「最後の年賀状にします!」と宣言されるのを見て、目上の方から言ってくださるのがありがたいし、スマートだなと思いました。(38歳、教職員・教育関係者、専門職)

仲良しの人にはメールやLINEで、ハガキはもらったら出しています。でも「もらったら出す」という姿勢を続けるのも失礼かなと思い、今後は考え直そうかなと思っています。(32歳、娯楽、専門職)

親族が郵便局で働いているので、何が何でも出します。(37歳、製造、営業事務)

若い頃は「親バカだなあ」と思って好きではなかった子どもの写真の年賀状。今はほほ笑ましくて、もらうのを楽しみにしてます。(34歳、情報通信、専門職)

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 新年のご挨拶、皆さんはどうしますか? 頻繁に顔を合わせる仕事仲間や友人だけでなく、しばらく会っていない大切な人とも気軽に近況を伝え合うことができる「年賀状」。とんと手紙やハガキを書いていない……という人は、年に一度のビッグチャンスに奮起してみるのもいいかもしれませんね。

文/金澤英恵 写真/PIXTA