デジタルならではの機能を活用

 Webのサービスやスマホのアプリを使ってデジタルで管理している人は全体の約3割。入力した予定を通知してくれるリマインド機能が便利という声が多く挙がりました。また、ネットを介してスマホのアプリとWebのサービスを連携させたり、家族と予定をリアルタイムに共有できたりするのもデジタルならではの強みです。

一度入力すれば家族や友人と予定を共有できるのが便利 (C) PIXTA
一度入力すれば家族や友人と予定を共有できるのが便利 (C) PIXTA

人気のスケジュール管理アプリは?

「ライフベア」というスマホの手帳アプリで管理しています。周りにもこのアプリを使っている友人が多いです。カラフルに色分けしてスケジュール管理ができ、ひと目で分かるので便利です!(28歳、運輸、客室乗務職)

スケジュール管理はスマホアプリの「ライフベア」、タスク管理は「ワンダーリスト」を使っています。ライフベアは、スケジュールの色分けが豊富で使いやすいです。ワンダーリストは、当日や今週のToDoを表示してくれるのが便利。職場の外でもToDoをスマホで書き込めるので、やるべき仕事を忘れることがありません。(25歳、商社、総務・人事・一般事務)

「グーグルカレンダー」にプライベートの予定をすべて記入しています。外回りの仕事がないので、仕事の予定は会社のスケジュール管理システムを使えば事足ります。(23歳、NPO・団体職員、営業・企画・広報・宣伝)

スマホで「グーグルカレンダー」を使っています。スマホならまず忘れることはありませんから。手帳は荷物が重くなるので、スケジュールが密になっているときしか使いません。(35歳、情報通信、一般事務)

ネット経由で予定を共有

以前、夫と予定が重なってもめたことがあったので、予定を共有できるアプリ「タイムツリー」を使っています。その他、まだ予定が入ってはいないけれど、興味のあるイベントや行きたいお店があれば「エバーノート」に入力。子どもたちの予防接種をうっかり忘れないように予防接種アプリでリマインダー機能を使っています。(35歳、サービス、販売・接客)

「グーグルカレンダー」と手帳アプリの「ジョルテ」を連携させて、家族の予定を共有しています。(42歳、サービス、経理・総務・一般事務)

紙とWebの併用でいいとこ取り

 プライベートや仕事は紙の手帳、同僚あるいは恋人や家族と共有したい予定はWebやアプリで、など「いいとこ取り」できるのが「両方」派の強み。仕事とプライベートを分けることで気分の切り替えもできます。気を付けたいのは一元管理にならないこと。常に同期するなどして、ダブルブッキングのリスクを避けたいものです。

大まかな予定は手帳 タスク管理はデジタル

職場で使っているアウトルックで、1日のスケジュールを30分単位で管理しています。その他の予定は、大きめのマンスリー手帳を利用。ひと目で把握したいので。(28歳、製造、マーケティング)

紙の手帳に大まかな予定を書き込み、細かいタスクは職場の電子システムのスケジューラーに入力。タスクが済むと表示を消していくので、進捗状況が一目瞭然です!(29歳、公務員、一般事務)

個人の予定は手帳に書き込む

仕事はアウトルック、プライベートは「ほぼ日手帳」と、完全に使い分けています。職場のルールでアウトルックを使用していますが、プライベートは楽しく管理したいので、日記もかねて「ほぼ日」です。完全に分けることで、気分も切り替わります。(38歳、サービス、一般事務)

手帳と「グーグルカレンダー」に、会社で使っているタスク管理ツールを併用しています。仕事だけではなく、女性が負う日常のさまざまな「やらなければならないこと」もいっぺんに管理するためです。ぶっちゃけ、仕事の予定だけならこんなに必要ありません。仕事のスケジュール管理だけしていれば日常が回るのは、男の人の特権かも……。(36歳、情報通信、マーケティング)

共有したい予定はアプリで

プライベートは「フランクリン・プランナー」というビジネス手帳で管理。月の目標を週単位で落とし込み、やるべきことが明確になります。仕事用は、高橋書店の「ディアクレール」。恋人との予定は、「タイムツリー」というカレンダー共有アプリで。色分けや「デート」「ごはん」などのカテゴリ分けができ、思い出を簡単に見返せるので、大変便利です。(24歳、サービス、総務)

仕事の予定は会社のノベルティーの手帳で管理しますが、プライベートの予定は手帳アプリの「ジョルテ」で夫と共有しています。(30歳、情報通信、営業)

楽しくスケジュール管理したい

最近利用しているのがLINEの「リマインくん」というアカウントです。予定の名称とお知らせしてほしい日時を伝えると、その時間に「○○の時間だよ! がんばって!」などとメッセージで知らせてくれます。仕事のタスクは、いたってアナログ。小さな付箋に一つずつ書いてパソコンのモニターに貼り、終わったら剥がします。予定が目に見えるようになります。(34歳、情報通信、企画)

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 集計には含まれていませんが、実は「管理しない」というツワモノも! 「予定は全部頭の中に入っている」と答えた人も数名いました。いろいろな意見を参考にして、自分に合ったスケジュール・タスク管理の方法を見つけてみてください。

文/越智理奈 写真/PIXTA