就職に結婚、出産や育児とライフステージの変化が何度も訪れる、女性の一生。時には女性特有の心身の不調を感じながらも働いたり、仕事と家庭・育児の両立に悩んだりすることもあるでしょう。働き女子の皆さんたちは、どんな思いを抱えながら働いているのか、アンケート調査から読み解きます。
◎生理用品ブランド「elis」調べ
◎調査期間:2017年5月26日~27日
◎調査対象:20~34歳の有職女性(パート、アルバイトを除く)
◎調査人数:414人
84.3%が「働く女性は大変」だと感じている
「平成29年版男女共同参画白書」によると、2016年の女性(15~64歳)の就業率は66%と過去最高を記録しています(内閣府男女共同参画局「共同参画」2017年7月号)。
今や、「当然のこと」となった女性の就業。女性活躍推進の機運は高まっているものの、現実的には仕事内容に男女差があったり、仕事と家庭・育児との両立が難しかったりするのではないでしょうか。
今回、elisが行った「女性の働き方」に関するアンケート調査では、「女性として働くこと」に対し、大変だと感じることが「よくある」女性は35.3%、「時々ある」は49.0%で、実に84.3%の人が「女性として働くことは大変」だと感じていました。
では、実際にはどんなときに大変だと思うのでしょうか。
「女性として働くときに、大変だと感じること」を聞いてみると、「育児と仕事の両立」がトップで、56.7%。続いて「生理があること」の53.3%、「結婚と仕事の両立」49.3%、「お化粧など身だしなみに時間がかかる」39.5%、「体力がないこと」35.8%、「出産でキャリアを中断される」35.2%、「その他」4.3%となっています。
思わず、「そうそう」「あるある!」とうなずいてしまいそうな回答が並んでいますね。誰しも働きながら、出産・育児という生活環境の変化や、生理という不調を乗り切るのは大変なようです。