モチベーションアップ! 「仕事」を後押しする一冊

 リーダーとして奮闘する自身を鼓舞するような本や、明日からすぐ使える実用書、仕事への向き合い方をじっくりと考えるための一冊まで。働く女性たちならではのタイトルが並びました。

仕事のヒントを本屋で見つける人も多いのでは? (C) PIXTA
仕事のヒントを本屋で見つける人も多いのでは? (C) PIXTA

「採用基準」(伊賀泰代)
「リーダーシップはすべての社会人が持つべきスキル」との教えに目からウロコ。勤務先で管理職候補に推薦され、戸惑っていた際に上司からすすめられたのですが、同じような立場の後輩に教えてあげたいです。(31歳、保険、一般事務)

厳しい環境下で3児を育てながらワーキングマザーをしているので、共感できる部分が多く、励みや活を入れてもらえる本です。(40歳、金融、総務)

「入社1年目の教科書」(岩瀬大輔)
転職を控えていたため手に取りました。自分ならどうアウトプットするか実際書き起こしながら実生活に落とし込んでいくことで、問題点が明確になり成果が徐々に現れてきました。(30歳、印刷、専門職)

「思考の整理学」(外山滋比古)
アイデアのまとめ方、生かし方などが分かりやすく書かれています。論文を書くことを中心に書かれていますが、アイデアの出し方として人と会うことの重要性が書かれていて、人と話すこと、聞くこと、考えることの重要性がしっかり論じられている名著だと思います。(31歳、宿泊、広報・宣伝)

あの女性から学ぶ、「女の生き方」を考える一冊

 働く女性が直面する壁や悩みには、同じ女性が語る言葉だからこそ響くことも。キャリアウーマンの自伝から恋愛指南書まで、困ったときに思わず頼りたくなる一冊を紹介します。

「LEAN IN」(シェリル・サンドバーグ)
シェリル・サンドバーグのような輝かしいキャリアの女性でも、失敗することなどが率直に書かれていて、励まされ、かつ勇気づけられたし、私も自分の可能性にチャレンジしようと思えました。この本を読んで、海外勤務にチャレンジすることに決めました。(30歳、製造、企画)

「フランス人は10着しか服を持たない」(ジェニファー・L・スコット)
女性としてエプロンを着けること、素敵な寝巻を身に着けること、食事をおいしく食べるために間食しないこと……。シンプルだけど豊かな生活に楽しみを見いだすというライフスタイルが、モノに囲まれて暮らす自分の考えを改めてくれました。(38歳、卸売・流通、一般事務)

「ブスが美人に憧れて人生が変わった話。」(フジコ)
容姿はすべてではないですが、働く上で容姿を磨くことはモチベーションになったりします。この本は筆者の方の経験から、容姿を磨くことの目的、得られるものを根本から読んでいる人に教えてくれ、その努力がコミカルに描かれていることにも、親しみを感じられました。(25歳、保険、営業)

「こうして私は世界No.2セールスウーマンになった」(和田裕美)
順調に人生を歩んできたのかと思いきや、和田さんのような方でも人生山あり谷あり。それでも目の前の物事に対し、プラス思考で取り組む姿に元気と一歩踏み出す勇気をもらえます。仕事でうまくいかなかったりしてもう嫌だと思ったときに、また明日から頑張ろうと思えます。(27歳、情報通信、一般事務・営業事務)

「おかみのさんま」(斉藤和枝)
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた魚問屋の女将さんの話を日経WOMAN誌上で読み、百貨店の催事で実際に斉藤さんにお会いして商品を購入し、東北の方のいい意味での辛抱強さ、凜とした人柄に引かれました。こういう人が本当に優しくて強い人だ、とすすめたいです。(34歳、製造、営業事務)