半数以上が、満足な休養を取れていない

 次に、「休養が取れているかどうか」を聞いた結果が次の通りです。

十分に休養が取れるのは10人に1人だけ
十分に休養が取れるのは10人に1人だけ

 「十分」という回答は11.2%で、自分の休養に満足している人は10人に1人程度しかいません。また、「全くとれていない」「ほとんどとれていない」「とれているとは言えない」を合わせると5割を超え、半数以上が満足な休養を取れていないことが明らかになりました。

欲しいのはモノよりも「時間」や「休み」

 では、ビジネスパーソンは何を欲しいと思っているのでしょうか。「あなたが欲しいと思うものを3つまで教えてください」と尋ねました。

一番欲しいのはモノではない!
一番欲しいのはモノではない!

 欲しいもの断トツの1位は「お金」87.2%で、2位と3位は僅差で「時間」55.2%と「休み」53.0%が並びました。

 一方で下位になったのは、「パートナー」12.8%、「家」9.2%、「車」8.6%、「高級ブランド品」4.7%でした。恋人やモノよりも、「時間」や「休み」を望んでいる現状が浮き彫りとなりました。

お金も時間も、休みも欲しい… (C) PIXTA
お金も時間も、休みも欲しい… (C) PIXTA

 この調査では、働く人の約6割が「休養不足」を実感していることが分かりました。もしその原因が長時間労働にあるのなら、これを機に自分の業務内容を棚卸しして、働き方を見直してみませんか。

文/佐々木恵美 イメージ写真/PIXTA