故郷を離れて働いている人は、お盆やお正月に実家に帰って過ごす人が多いのではないでしょうか。でも、この時期は帰省ラッシュや手土産の支度など、大変に感じることも……。

 日経ウーマンオンラインの読者にアンケートを取ってみたところ、女性ならではのいろいろな苦労がある一方で、帰省が楽しみという声も多くありました。出身地やライフステージによって、人それぞれの過ごし方があるようです。

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年6月30日(金)~7月31日(月)
◎有効回答者数:399人

「結婚はまだ?」と催促される

 今回のアンケートで最も多かった悩みごとは、ズバリ「帰省すると親や親戚から結婚について催促される」こと。独身の人にとっては、地元の友達の多くが早々に結婚しているため居心地が悪いという場合も珍しくないようです。

「いつになったら結婚するの?」は聞きたくない (C) PIXTA
「いつになったら結婚するの?」は聞きたくない (C) PIXTA

悩ましいのは、結婚に関することです。親や親戚からのプレッシャーがあり、一方でかなり気を使われていることが悲しいです。みんなに悪気はないので、余計につらいです。地元の友達はみんな結婚していて、時間の流れが違うと実感します。それでも母の作る散らし寿司などのご飯は楽しみで、毎年帰省しています。(28歳、製造、マーケティング)

実家に帰ると、会う親戚全員が「結婚はまだか」の大合唱。正直、他に話題がないから深い意味もなく言っているだけだとは思います。でも、共通の話題がない人と無理に付き合いを続ける必要があるのかは疑問です。(28歳、公務員)

帰省は楽しみです。家族が大好きなので、長期休暇だけの帰省では少ないくらいです。ただ憂鬱なのは、地元の友人に会うこと。9割方、結婚しています。子どもがいる友人も多く、自由に遊べないので誘いづらいです。その上「結婚しないの? 彼氏は? 仕事ずっと続けるの?」と質問攻めにあうと、もう会いたくなくなります……。(28歳、不動産、秘書)

現在30代ですが、20代の後半から実家に帰るたびに結婚をせかされてウンザリしています。「誰かいい人いないのか」「いつになったら結婚するのか」と両親にも祖父母にも言われツライです。揚げ句の果てには地元の人に相談して、私の結婚相手を探しているようです。私を心配してくれてのことだと思うと、怒ったり不快感を示したりもできず、帰省がおっくうになりました。(33歳、情報通信、企画)