新入社員が入ってきて、2カ月がたちました。今年の新入社員は、会社選びや出世、転職、キャリアなどについて、どのように考えているのでしょうか。ここ数年の調査結果と比べてみると、女性に関して明らかな特徴がありました。
(十六総合研究所調べ、調査期間:2017年3~4月、対象:「じゅうろく新入社員セミナー」を受講した、岐阜・愛知両県内企業の新入社員751名)

会社選びは「仕事内容」が第一! 「将来性」重視派が増加

 会社を選ぶ際に重視したことを聞くと、「仕事の内容」が42.4%でトップとなり、「会社の雰囲気」(18.5%)が続きました。昨年に比べて最も増加したのは「会社の将来性」(2.5ポイント増)で、ここ2年は「家族・先生の勧め」も増えて10.1%になっています。

社内の「地位にこだわらない」派が4割以上

 昇進や出世については、「地位にはこだわらない」が42.5%に上り、次いで「専門職・スペシャリスト」16.3%、「部長クラス」12.7%となりました。

 昨年と比べると、男性では「部長クラス」「経営者・役員」が減少した一方で、女性は共に増加。男女別経年変化においても、ここ数年、経営層・管理職を目指す男性は50%ほどで推移する一方、女性は増減を繰り返しながらも上昇傾向が続き、今年度は13.4%という結果に。女性は、経営層・上級管理職志向が高まっていることが明らかとなりました。