新年度が始まり、早くも2カ月が過ぎようとしています。新入社員に接している方もいるでしょう。そこで今回は、皆さんが新入社員だった時を振り返り、「今だから笑える新人時代の失敗談」を教えてもらいました。465人もの女性から、さまざまな失敗談が寄せられました。

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年3月1日~29日
◎有効回答数:465人

 あなたは、どんな新入社員でしたか?

 「今だから笑える新人時代の失敗談」を教えてください。また、当時の自分にアドバイスや何かのコツを教えられるとしたら、なんと伝えたいですか?

 このような質問に対して、465人が失敗談を披露してくれました。その中の一部をこの記事で紹介します。

まずはフレッシュな失敗から

すごく緊張するタイプでした。社長にお茶を持っていった際、大切な資料の上にこぼしたことがあります。(39歳、商社、総務)

歓迎会の翌日に寝坊。ギリギリ遅刻1分前に出社できたものの、化粧をする余裕もなく、スッピン。そんな時に限って本部長から直接呼び出しがあり、焦りまくってドアをノックもせずに開けてしまった(笑)。研修で学んだビジネスマナーが頭の中から吹っ飛びました。自分に言いたい事は「落ち着きましょう」。(33歳、製造、研究開発)

栄養士として見習いで厨房に入っていた頃、りんごのコンポートを塩で煮るというベタな間違いをして、取り返しがつかないと泣いてしまいました。ですが、先輩のカバーにより大事には至らず、助けられました。失敗を悔やんでクヨクヨするよりも、いかにカバーするかの引き出しをたくさん持つことが大切だと教えられ、その経験が今、大いに役立っています。(37歳、医療福祉関連、専門職)

初日に、先輩から業務の説明を受けている最中、睡魔に勝てず眠ってしまいました。今でもたまにネタにされます。(36歳、公務員、総務)

生意気だったよね

でかい口をたたいていました。今振り返ると、「静かにしなさい」と言いたいです。(32歳、製造、経理)

「自分は何でもできる」と思っていました。上司に「お山の大将だったんだな」と言われて、目が覚めました。それ以降、謙虚に仕事をこなしています。(35歳、建設、総務)

先輩を選んでかみつく新人でした。結果、肝心な時に手を差し伸べてくれる人が一部しかおらず、自分が苦しむだけだと伝えたいです。(23歳、サービス、経理・総務・人事・秘書)

思ったことを何でも言ってしまう、言ってもいいと勘違いしている新人でした。周りがかなり歳上の方ばかりだったので大変寛大に接してくださっていたのだと、転勤して分かりました。伝えたいのは、「調子に乗った言動する幼稚な人、というイメージが定着してしまうとなかなか消えませんよ」ということです。(41歳、教育・学習支援、専門職)

上司に向かって、面倒な仕事を振られると平気で嫌な顔や態度が出てしまう(笑)。今でも変わりませんが……。少し大人になり、職場での人間関係にも気を使うように心掛けています。(28歳、サービス、経理・営業など)

自分中心の新入社員でした。香りの強い香水を付けたり、お茶の支度も「なんで私がやらないといけないの?」と思ったり。「仕事は一人でできるモノではない。みんなで協力してするものだから周りを気遣い、できる仕事で他の人をサポートするのが1年目のあなたの仕事だよ」と伝えたいです。(39歳、卸売・流通、一般事務)