ストーカーや空き巣、痴漢など、多種多様な事件で女性が被害に遭っています。今回は、読者の皆さんが身の危険を感じた経験について聞いてみました。防犯対策と併せて紹介します。

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年2月1日(木)~2月28日(水)
◎有効回答者数:615人

身の危険を感じたことがある読者は半分以上

 まずは、身の危険を感じた経験の有無について聞いてみました。

身の危険を感じるなど、怖い思いをしたことはありますか?
身の危険を感じるなど、怖い思いをしたことはありますか?

 身の危険を感じた経験のある人は56%で、半数以上。「いいえ」「特になし」と答えた人も44%いましたが、友達など身近な人が犯罪に巻き込まれてしまったという人も多くいました。無関係だと思っていても、知らないうちに巻き込まれてしまうケースもあります。読者が思わずゾッとした経験とは、一体どんなものだったのでしょうか?

元彼や元夫に注意! ストーカー被害

 最初に紹介するのはストーカー被害。夜道で見知らぬ人に付きまとわれる人が多い一方、元彼や元夫から執拗に連絡が来たり、家を訪ねられたりするケースも多々あるようです。

「私には関係ない」「昼間だから大丈夫」と思わないで (C)PIXTA
「私には関係ない」「昼間だから大丈夫」と思わないで (C)PIXTA

帰りが遅くなった日の夜、駅から自宅まで歩いていた時のことです。ずっと後ろを歩いている人がいて、歩くスピードを遅くしても私を抜かそうとしなかったので、怖くてコンビニに逃げ込みました。それ以来、夜道を歩くときはイヤホンをしない、歩いている最中スマホの画面は常に電話できる状態にしておく、どうしても遅くなった場合はタクシーを使うなど、気を付けています。(24歳、製造、企画)

元夫がストーカー化したので、元夫が住民票で私の現住所を追えないように、一旦実家に住民票を移してから新居に移し直しました。(38歳、サービス、企画)

自分はストーキングされないという根拠のない自信がありましたが、ある時見知らぬ人にされており、それ以来、周囲を警戒しながら帰宅するようになりました。また、顔見知りでない人には住んでいる場所を細かく伝えないことにしています。(34歳、卸売・流通、人事)

数年前、別れた直後から1年ほど元カレにストーキングされました。当時は実家暮らしで車通勤だったため、夜、車から降りる際は周囲を確認する、家族と会社に話して万が一の事態に備えるなどの対策をしました。(35歳、情報通信、人事)