働く上で避けては通れない送別会について、読者の皆さんのホンネを調査! 送別会の感動&失敗エピソードも併せてご紹介します。送られる側の人は、これを読めば「気持ちよく送り出される」方法が見えてくるかもしれません。

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年2月1日(木)~2月28日(水)
◎有効回答者数:361人

 人事異動や退職など、会社の人の動きが激しくなるこの時期。お世話になった人の、または自身の送別会が控えているという方も多いのではないでしょうか。普段お世話になった人の送別会はもちろん二つ返事で出席! という人も、苦手な人の送別会となると胸中複雑かもしれません。読者の皆さんに、会社の送別会に「積極的に」参加するか聞いてみました。

あなたは会社の送別会に積極的に参加しますか?
あなたは会社の送別会に積極的に参加しますか?
会社の送別会に「積極的に参加する」人は約6割

 社会人たるもの好き嫌いは置いておいて、お世話になった感謝を伝えるべく「積極的に参加する」人が大多数を占めました。一方、「いいえ」と答えた方の中には、思わず「その気持ち分かる……」とうなずいてしまうような回答も。積極参加派とそうでない派の、それぞれの具体的な理由をご紹介します。

「積極参加派」の理由 別れは新たなステージへのステップ

 送別会は感謝を伝えるだけの場じゃない! 新たな人脈づくりや、その後の円滑な社内外のコミュニケーションに役立てていると教えてくれたワーキングウーマンが多数。積極参加派の女性たちは、感謝の気持ちで主役を送り出しながらも、その視線は自然と自分の未来を見据えているようです。

送別会で「得られるものがある」という意見多数 (C)PIXTA
送別会で「得られるものがある」という意見多数 (C)PIXTA

送別会の幹事をすることも多いのですが、お酒が入って砕けた雰囲気の中、笑顔で送り出すと、退職する方とその後も仲良くできる気がします。(32歳、情報通信、マーケティング)

直接関わっている部署に限らず、声を掛けられたらできるだけ参加するようにしています。これまでの転職経験から、別れ際にはより多くの方に感謝を伝えたいと思っているからです。(37歳、建設、総務)

これまでお世話になった人とゆっくり話せる最後の時間なので、必ず出席するようにしています。(33歳、情報通信、営業)

その人のことを好きでも嫌いでも、人生において一期一会ともなる送別会は必ず出ます。主役が何を語るかを聞くのも楽しみです。その人の生き方、考え方、カラーがにじみ出ていて、普段知ることのできなかった一面を垣間見ることができるので。(33歳、医療福祉関連、営業)

入社したての頃は、他の方との会話が苦痛で積極的に参加したくはなかったのですが、年数を経るごとにお酒の席でしか聞けないことや、今まで知らなかった一面を知ることができたりと、得るものが多くなりました。(37歳、教職員・教育関係者)

いろいろな人と話す機会を持つようにしています。お酒の席でしか聞けない話もたくさんあって、意外な人と仲良くなれたり、そういうネタを知ってると仕事がうまく回ったりします。(32歳、情報通信、SE)

お世話になった方の送別会は必ず出ます。部署異動レベルでの送別会はやりませんが、転職の場合などは転職先の情報を仕入れたり、コネがあればいずれ引っ張ってもらえるように仲良くしておくためです。(40歳、情報通信、SE・技術職)

お世話になった方なら、出し物や餞別(せんべつ)の段取りに名乗りを上げますが、送別会は時に参加者を絞る必要があると感じます。大人数だと退職する方と話せない人もたくさんいるので、微妙な感じがします。(33歳、建設、営業・企画)

入社後すぐに先輩から、「こういう会には出てこなあかんで。仕事から離れて相談したり情報交換したりできるからな」と言われたので出席するようになりました。はじめは義務のように参加していましたが、徐々に話せる人が増えてきて楽しくなってきました。人見知りこそ、そういう会で顔を覚えてもらうと話しやすくなって、いい手段だと思うようになりました。(32歳、製造、研究開発)