思い出の品 「捨てようかな?」と手に取るも、励まされてしまう

 日常で使ったり目にする機会がないにもかかわらず、いざ手に取ってみると「やっぱり無理……」と打ちひしがれてしまうケースが多い「思い出の品」。何度試してもやはり捨てられないので、もう捨てないことに決めた、と腹をくくったという人も。

昔買ってもらったもの、子どもが作ったものなど、眺めているだけで温かい気持ちになります (C) PIXTA
昔買ってもらったもの、子どもが作ったものなど、眺めているだけで温かい気持ちになります (C) PIXTA

【子どもの服や工作】

子どもの服です。もしかしたら2人目ができるかもしれないという淡い期待があるので、新生児の頃のグッズや服は捨てられません。(34歳、製造、営業)

学校などで子どもが作った作品です。小さい頃から取ってあるのでその量も膨大。どこまで捨てていいものか判断ができないし、いざ捨てるとなると心がズキズキ傷むので踏ん切りがつきません。(44歳、教育・学習支援、専門職)

【結婚記念の品】

結婚式でいただいたご祝儀袋。みんながいろんなことを思って祝儀袋を選んでくれているし、なんだか捨てづらいです。(26歳、情報通信、営業)

結婚式の芳名帳。結構何でも捨てるタイプですが、もう他界していたり、会えない人の直筆にすごく価値がある気がして捨てられません。(32歳、建設、経理)

【自分が小さい頃の思い出の品】

漫画家を目指していた小中学生の頃の自分の漫画。恥ずかしい黒歴史ですが、うまくなったなあとか、楽しかったなあと当時を思い出して捨てられませんでした。結婚を機に、夫に見られたくないので捨てましたが、スキャンして取っておけばよかったかなと思うことがあります。(39歳、サービス、一般事務)

編み物ができる「あむあむたまご」という子ども向けの編み機。幼稚園児の頃、入院した私が退屈しないようにと父の職場の人が、私の欲しい物を聞きわざわざ買ってくれたものです。もう使っていないけれど、あの頃のすごくうれしかった気持ちを思い出します。(34歳、教育・学習支援、経理)

祖父母や母からもらったお年玉袋。毎年メッセージが添えられていて、たまに見直しています。祖父が亡くなった今は、一部お守りとして保管しています。(28歳、公務員、人事)

【思い入れのあるぬいぐるみ】

小さいときから持っているぬいぐるみです。ボロボロなのに愛着があって捨てられません。このまま捨てられないと思うので、いっそ死ぬときに棺おけに入れてほしいです。(30歳、卸売・流通、経理・総務)

「ドラゴンボール」の魔人ブウの大きなぬいぐるみ。20代後半で断捨離をして30体以上あったぬいぐるみを捨てたのですが、転勤した際にゲームセンターのクレーンゲームで取った魔人ブウの1体だけが捨てられません。縁もゆかりもない土地へ転勤して、ニコニコ笑っている顔に励まされた思い出があります。(33歳、卸売・流通、営業)

【写真やアルバム】

学生時代~結婚前までの写真もアルバムもたくさんあり、クローゼットで場所を取っています。できれば気に入ったものだけを使ってフォトアルバムをウェブで発注し、写真は捨てたいと思っていますが、いつも面倒になって進みません。(43歳、製、秘書)

昔の写真。パソコンにも入っているし、プリントアウトしたものもありますが、減らし方が分かりません。(34歳、公務員、専門職)

元カレの写真。結婚した今でも実家にこっそり置いてあります。上書き保存できない性格なので、思い出として取っておきたいのです。夫のことは心から愛してますが、思い出はまた別です。(33歳、電気・ガス・水道、営業事務)