社会活動で、生きがいと生涯の友が見つかるかも

「夢中になれるものを見つけられるといいですよね」
「夢中になれるものを見つけられるといいですよね」

 かつての私のように寂しさに耐えきれず男の人と付き合ってしまう癖のある方は、月並みな言葉ですが、夢中になれるものを見つけることが一番のクスリになる気がします。

 そういった意味で今特にオススメしたいのが、ソーシャルセクターでの活動、つまり社会活動です。若くて優秀な人が集まっているので、勉強にもなると思います。「N女」なんて言葉もありますね。高学歴高肩書きの若い女性がいわゆる一流企業や大企業で働くことよりも、社会課題を解決するためのNPOを作って世の中を変えようと頑張っています。もちろん同様の男性もいますね。私もそんな友人たちがいることもあり、ソーシャルセクターでの活動もしていますが、同じ社会課題に関心のある人々との交流なのでとても面白いです。

 ちなみにNPOなど77団体が加盟する新公益連盟が行ったアンケート(※)によると、36団体のソーシャルセクターの平均年収は339万円。今後も成長が期待されているので、参加する人も増えていくことでしょう。そうなると、いい出会いに恵まれる可能性も上がりますよね。

 ビジネスのスキルを社会活動にも生かそうとプロボノ(スキルを生かしたボランティア)的に関わる人もいれば、副業として関わっている人もいます。ボランティアを通じた新しい出会いが意外と仕事や個人的な人脈にも発展する可能性もあります。自分と同じものを大切に考えている、志を持った人との出会いがきっとありますよ。興味がある分野で、ちょっとしたお手伝いから始めてみてはどうでしょう。

 すると自分の寂しさが紛れるだけでなく、生きがいみたいなものが見えてきて、世の中が捨てたものじゃない、ということが感じられるはず。明らかにクオリティー・オブ・ライフが上がるので、ぜひオススメしたいですね。

彼の家事能力とジェンダー観はどうなんだい

 今回のお題にある「○○すると結婚できない」の「○○」ってペットとか家とかほとんど迷信みたいなものですが、一つ言えるのは「結婚して楽をしたい」という気持ちがあると、自ら結婚のハードルを激上げしていることになるのは確かですね。

 男性一人の収入で妻子を養うことは難しくなってきていますし、稼ぎのいい男性をつかまえても、高収入が一生続く保証もない。あと、稼いでいる男性は往々にして死ぬほど働いていますから、家庭のことを顧みない・顧みようにも家に帰れない人が多いです。なので、子どもができたら恐らくワンオペ育児で大変な思いをすることになるでしょう。

 逆に給料はそこそこでも、家事・育児に主体的に関われる時間の余裕がある人のほうがよっぽど幸せな結婚生活を送れると思いますよ。

 そう、結婚相手はお金ではなく、家事能力とジェンダー観で選んでください。ただしジェンダー観については同居をしてみないと見極めることが難しいかもしれません。デートや旅行の時はカッコつけてジェントルマンを演じるからね。

 「それは女の仕事だろ」と思っているかどうかは、生活の中で無意識ににじみ出るもの。食べ終わった食器をいつもそのままにしている。洗濯物は脱ぎっ放し。腹減ったと訴えるばかりで自分で作ろうとしない……こんなふうに、暮らしの中から相手の本性が見えてきますから、結婚を考えている相手ならば、事前に同居をしてみてほしいですね。

 ただし同居をすると結婚が遠のくというジレンマは発生します。どうしたって、責任を負うことなく居心地のいい環境を手に入れた男性はプロポーズに及び腰になりますから。なので結婚に持っていくには、自ら動かないといけないでしょうね。薔薇の花束で思いがけないプロポーズ、とかいう夢は捨ててください。トキメキと引き換えに現実的なリスク管理ができるので、結婚後に失敗する可能性は低くなると思います。