……というようなことを軽くTwitterで書いたところ、「でもはあちゅうは、普通にしていたら怒った顔に見えるからもう少し笑えばいいのに」とある人に言われました。こういう「意見を聞いてほしければ、愛想を振りまけ」みたいなのも疲れるんですよね。なんか「意見を聞いてほしければ」っていう、既に相手が上で私が「聞いてもらう側」みたいなのが嫌なんですよ。

 真剣な話をしながら、愛想も振りまかなきゃいけないのかー……って力が抜けます。私だって感情がないわけじゃないんだから、笑うときは笑っていますよ。真面目な話をしたいのに「笑顔が足りない」って言われると「キャバクラじゃないんだからさ」と言いたくなりますよ。なんで意見を聞いてもらうために男性の機嫌を取らなくちゃいけないのかよく分かりません。そういうところで、男性が女性を対等と思えていないことを感じますねー。

意見を言うことは決して悪いことではありません (C) PIXTA
意見を言うことは決して悪いことではありません (C) PIXTA

感情的攻撃をしない、させない、持ち込ませない

 対処法は難しいです。でも、「感情的な攻撃をしない、させない、持ち込ませない」を徹底したいですね。

 それが真摯な意見に対するリスペクトにもなると思いますし、男女関係なく、とにかく意見と感情を切り離して真っ当な議論ができる場がもっと広がればいいなと思っています。

聞き手・文/小泉なつみ 写真/稲垣純也、PIXTA 取材日:7月24日