不定愁訴とおやつの関係
洋菓子をよく食べる人ほど、不定愁訴が増える傾向について、詳しく調査すると、「冷え症」「頭痛」「肩凝り」「肌荒れ」といった症状を訴える人が増えることが分かりました。
摂取量70g(※1)未満の人が多く(※2)訴えた不定愁訴数 ⇒ 3つ
多かった不定愁訴
・疲れが取れない
・肩凝り
・腰痛
・むくみ
摂取量70g(※1)以上の人が多く(※2)訴えた不定愁訴数 ⇒ 5つ
多かった不定愁訴
・冷え性
・頭痛
・便秘
・肩凝り
・不眠
・肌荒れ
・腰痛
・風邪を引きやすい
※1 食事歴法質問票中の基準1回摂取量より
※2 最頻値を示す
そして、怖いのはオフィスにいる時間が長い人ほど、甘いものを取り過ぎる傾向にあること。「まるのうち保健室」の調査でもオフィスにいる時間が「週31時間以下」の人はお菓子の摂取量が55gだったのに対し、「週61時間以上」の人では2倍近くになっていました。
「長時間のデスクワークによる運動不足、そこにお菓子の食べ過ぎによる糖質の過剰摂取が重なると、糖尿病予備軍になってしまいます。もともとアジア人は欧米人に比べて血糖値を一定に保つ働きのあるインスリンの分泌量が少なく、糖尿病になりやすいんです。実際に、20~30代で妊娠を機に妊娠糖尿病を発症する女性が増えています。日ごろの食生活と運動習慣に気を付けることが肝心です」(細川さん)