オン・オフのあらゆる場面で役にたつ美しい所作とマナー
こんな時代だからこそキチンと学びたい!
ニッポン女子の特権「きもの」と「和の知識」のこと

働く女の 仕事力UP! vol.1 きものと出会って大きく変わった“わたしのキャリア”

趣味で始めたきものの着付が今ではかけがえのない仕事になった

長沼静きもの学院で講師として活躍中の古屋真由美さん。この仕事に就くそもそものキッカケは、「自分で浴衣が着られるようになったらいいな」と、着付を習い始めたことだったという。古屋さんのキャリアを大きく変えたきものの魅力とは−。
Chaper 1 ビジネスの場でも役立つ伝統文化や美しい所作

「長沼静きもの学院で着付を習い始めた当初は、まさか自分が講師になるなんて思ってもいませんでした。でも、授業が進むにつれて『こんなことも知りたい』『あんなこともできるようになりたい』と思うようになったんです」と、古屋真由美さんは笑顔を見せる。
「着付を学ぶとは、単にきものを着るための技術を学ぶだけじゃないんですね。日本女性らしい所作や和のマナー、季節に関してなど、さまざまなことを学ばせていただきました。こういうことって、ほかではなかなか教えてもらう機会がないのですが、普段の生活のなかでもすごく大切なことだと感じました。当時は病院で医療事務の仕事をしていたんですが、来院される患者さんや職場の方々と接する際にもすごく役に立ちました」と古屋さん。
 趣味で始めたはずの着付だったが、その後着実にステップアップを重ね、師範資格を取得するまでに。
「そんなある日、担任の講師から『あなたも講師になってみませんか?』と声をかけていただいたんです。どうせやるなら中途半端はよくないと、8年間続けてきた医療事務の仕事を思い切って辞めました。講師としての経験はまだ浅いですが、情熱を持って一生懸命取り組んでいます」と語る古屋さんは、今、若い受講生たちのよい目標にもなっている。
 長沼静きもの学院では「働く女の仕事力UPコース 〜マナー&品格体験〜」という体験レッスンを実施してる。ビジネスの場でも役に立つマナーや所作が学べると、働く女性たちからも人気のレッスンだ。詳しくは次ページで!


古屋さんの学院での1日

長沼静きもの学院 渋谷校が古屋さんの職場。通勤は洋服で。一見しただけだと普通のワーキングウーマンとなんら変わらない。

この日は専攻科で、「ふくら雀(すずめ)」の結び方を教える。受講生の山添莉世さんは大学4年生。年代が近い古屋さんは、よい目標だ。

授業では実技のほかに座学も担当する。きものに関する知識や季節感、和のマナーなどを受講生たちに伝えていくのも古屋さんの大切な仕事のひとつだ。

授業を終えると、教室長(右)とさまざまな打ち合わせ。大先輩の教室長からは、貴重なドバイスを受けることも多い。