au presents - CHANGE FOR LIFE vol.33 - 私が変わる、その瞬間 シューズデザイナー 榎本もえさん

ある本の一節が進む道のヒントに

 今の榎本さんをつくり上げたもの。それは、間違いなく“行動力”だ。この力を発揮して、どんな壁も乗り越えてきた。

 語学専門学校を経て、20歳でIT企業に秘書兼総務として就職。やるべき仕事がほとんどなく、先輩には「18時まで我慢するのも仕事」と言われてショックを受ける。そこで、「もっとやりがいのあることを見つけたい」と思い、選んだのが大学受験。

 「資格の取得も考えましたが、大学なら4年間じっくり考えられると思って。受験まで半年弱でしたが、本気で勉強しました」

 その結果、学習院女子大学に合格。しかし、大学2年のころに「進む道が見つからない」と焦り始める。そんなときにある自己啓発本を友人に薦められた。その中の「“好きなことをしなさい”という一節に、目からウロコが落ちました。“なんだ、そんなことでいいんだ!”と」

 さっそく、好きなことをノートに書き出し、順番に実行。インテリアの本を読んだり、花屋でアルバイトを始めたり……。そして、たどり着いたのが“靴”だった。

 「靴を作ろうと思いついてデザイン画を描きためました。次は形にするために靴の工場をネットで検索。40社以上に問い合わせましたが、取り合ってもらえませんでした」

 しかし、あきらめることなく電話でアポを取り、直接出向いて営業。ある工場に1年半通い続け、ようやくサンプルを作ってもらえることになった。「あのときは、涙が出るほどうれしかった」という榎本さん。 これを皮切りに、アルバイトでためた資金をもとにして26歳で起業。晴れてシューズデザイナーへの道を歩き出したのだった。

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プロフィール

榎本もえさん

語学専門学校を卒業後、IT企業に1年間勤務。21歳のときに大学を受験し、学習院女子大学国際文化学部に入学。在学中にシューズブランド「セレナテラ」を立ち上げ、26歳で起業。2007年の春夏コレクションで本格デビューを果たす。ネット販売のほか、百貨店の婦人靴売場やセレクトショップにて商品を販売

> セレナテラ website

榎本さんのカバンの中身