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東南アジアで働いてみたら――移住したアラサ―女子のぶっちゃけ談

2015年6月4日

意外にハードル低かった――東南アジアで働く魅力

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 今、東南アジア諸国に移り住み、働く女性が増えています。東南アジアの経済発展とともにそこで働く日本人は多くなっており、外務省のデータでは、アジア在留邦人数は2008年から13年にかけて24%増加。中でも、カンボジアでは2013年に前年の22%増、ミャンマーは43%増と、急増している国も目立ちます。女性にとって「東南アジアで働くこと」にどのような魅力があるのでしょうか。今後、東南アジアで働く」ことは、新しい選択肢として考えられるものなのでしょうか。

 その答えを探るべく、東南アジアで働く日本人女性3人に話を聞いてみました。

(聞き手は、女性の多様な働き方を追及しているフリーライターの内村早希さん)

「このままだと10年後も変わらない…。
 日本で働き続ける気になれず」

 ~吉田綾華さん(27歳、ベトナム・ハノイ在住)の場合

吉田綾華さん(27歳)
大学卒業後、2年半のメーカー販社勤務を経て、ベトナムに転職。人材会社 iGlocal Resource 勤務。
*吉田さんブログ「あーちゃんのベトナムライフ
*勤務先HP「Premium HRナビ

――今は、どんな仕事をされているのでしょう?

吉田:ベトナムにある人材会社で働いています。日本の人材会社と同じ仕組みで、人材を欲しがっている会社と、働きたい人をつなぐ仕事です。

 現在ベトナムでは、就職する際、どのような職種・働き口があるかという情報はほとんどなくて、縁故就職がほとんどです。そのような状況を変えたいと、人材紹介だけではなく、大学に行って就職セミナーを開いて情報提供を行ったりしていますね。どのような仕事があるか知らなければ、その職業に就きたいと思うこともできないので。

 人材を募集している会社は95パーセントくらいが日系企業で、仕事を探しているのは、ベトナム人か日本人(現地採用)が主ですね。

 会社の人事とやり取りすることが多いのですが、日系企業の人事は日本人か、日本語が堪能な現地人がほとんどですので、私のような英語がものすごくできるわけではない日本人も、楽しく働くことができますよ。

――そうなんですか。ものすごく英語ができないといけないのかと思っていました。英語力にはどの程度自信があったのですか?

吉田:英語に触れるのは、大学の時以来でした。大学時はTOEICが640点と良くもなく、悪くもなく…。現地に来て英語を使うようになって少しずつ思い出している感じですね。仕事で使う単語は大体決まってくるので、慣れればある程度対応できるかと思います。

――いまのお仕事はどうやって見つけたのでしょうか?

吉田:日本にいるときに、カンボジアの生活情報サイトの求人欄で見つけました。

 おこがましいようですが、仕事は社会的に役に立てるようなものがいいと思っていて、“人材×東南アジア”で探していました。元々、今の会社がカンボジア事務所を出すという募集を見て履歴書を送りましたが、カンボジアはまだマーケットが小さいので、まずはベトナムで働くことになりました。

――海外で働こうと思ったきっかけはなんでしょうか?

吉田:元々、青年海外協力隊など海外で活動することに興味がありました。

 大学を卒業してから、日本で大手メーカー販社に勤務していましたが、先輩の姿をみて5~10年先がなんとなく想像できてしまうことに不安を感じていました。10歳年上の上司を見ていても、案件の予算が高いだけ、また名ばかりの役職があるだけで、やっていることは2年目の自分と変わらないなと感じました。また“出る杭は打たれる”閉塞感もあり、ずっと日本で働きたいという気持ちは涌きませんでした。

 そこで、海外にも興味がありましたし、行くにしても欧米より費用が安く済む東南アジアを選びました。東南アジアの活気ある雰囲気も好きでしたね。

――そう思って、実際行動に移されるのがすごいと思います。移住して感じた困難はありますか?

吉田:移住してきて最初に泊まったホテルがローカルな感じだったので、1日目は怖かったことくらいですかね。でも、後は仕事が忙しくて、とにかく突き進んでいきました。細かいことを言えばいろいろあったと思いますが、好きで今ここで働いているので、困難はあまり思い出せません。(笑)

――日本で働いている時と、ベトナムで働いている今とでどのような違いがありますか?

吉田:先程お話したような、働く上での閉塞感はないですね。私は、思ったことがあればはっきり意見を述べたいタイプで、今の会社では社長とも言い合ったりすることもあります。風通しがよく、トップの承認さえ取れれば、なんでもできるので楽しいですね。承認、即実行と仕事にスピード感があります。日本で働くより、自身の成長のスピードも格段に違うと感じます。

――ベトナム女性の働き方はどのようなものですか?

吉田:ベトナム女性は25~26歳で結婚する女性が多いのですが、結婚して子供ができても本当によく働いています。それができるのは、家族や親戚が子どもを見てくれるからです。

 その環境がない場合は、ベビーシッターに預けて朝8:00~18:00くらいまでガンガン働いていますね。ベビーシッターも安くてかつサービスがいいので、皆さん利用されています。

 ベトナムでは、いわゆるお金持ちの家でもほとんど共働きです。専業主婦というのはあまり聞いたことがありませんね。日本にもベビーシッター文化がもっと浸透すれば、出産後にパート形態での勤務になったり、降格したりすることも減ると思います。

 私は、日本にいたときは、憧れからただ「結婚したい」と思っていましたが、こちらに来てからは「ゆくゆくは結婚もしたい。仕事と家庭の両立をしているベトナム人女性たちと、対等に働くということにもなるし」とも思うになりました。

――日本とは違う働き方や環境ですね。お話を聞いていると、働くことに対して考え方が変わりそうです。この先の目標はありますか。

吉田:キャリアプランについては、どこにいても、いつまでも答えは見つからないかもしれませんが、突き進むしかないと思っています。3年後には、社内で新しい事業を立ち上げて成功していたいです。

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