働く女性の間でも多いという「面疔(めんちょう)」。その病気の概要や、症状が出た時にどうすればいいかについて、医師が24時間以内に答えてくれるQ&Aサイト「カラダメディカ」で活躍中の現役医師に、日経ウーマンオンラインのために特別にアドバイスをしてもらった。

Q 鼻の真ん中にめんちょうができ、なかなか治りません

 数日前、鼻の真ん中にめんちょうができ、いまだに治りません。食事のバランスには気を使い、規則正しい生活も心がけていたのに、なぜこんなことに…。周囲の人からは、病院に行くように言われるのですが、その時間がなかなかとれそうにありません。自分でできるケアを含め、めんちょうの治療法についてお教えください。

A 早めの皮膚科受診が無理ならば、
 抗生物質入りの塗り薬でセルフケアを

 顔の真ん中にできる「おでき」は、「めんちょう」と呼ばれて恐れられてきました。「めんちょう」の原因は黄色ブドウ球菌などの細菌で、皮膚の抵抗力が落ちると毛穴で増えて化膿を起します。

 ニキビも「めんちょう」も毛穴の炎症という点では共通していますが、例えて言えば、ニキビは風邪、「めんちょう」は肺炎のような違いがあります。

 ニキビはかつて、「青春のシンボル」とされていたように、ホルモンの影響で、健康な若者の顔にブツブツと出ることが珍しくありません。正しい洗顔をして様子を見ているうちに、自然治癒することも期待できます。一方「めんちょう」は、化膿が毛穴の周りに広がった状態で赤く腫れて痛み、治療が必要です。膿が出て治った後も瘢痕(はんこん)を残しやすくなります。ニキビを潰したりすると悪化して「めんちょう」になることもあります。

 「めんちょう」が恐ろしいのは、顔の血管が脳につながっているためです。抗生物質がなかった時代は、細菌が脳にまで拡散して髄膜炎を併発し、死に至ることもありました。