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「女の社会進出」に必要な「男の家庭進出」

2014年10月15日

社会的な機運を高めて経営トップや管理職の意識改革を

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プラチナ構想ネットワーク 会長
株式会社三菱総合研究所 理事長
東京大学総長顧問
小宮山宏さん

1944年生まれ。東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。同大学工学部教授を経て、2005年第28代総長に就任。2009年より現職。専門は化学システム工学、地球環境工学、知識の構造化。地球温暖化問題の第一人者でもある。『プラチナ構想ハンドブック』(日経BP社)、『日本「再創造」』(東洋経済新報社)、『課題先進国「日本」』(中央公論新社)など著書多数。
プラチナ構想ネットワーク 女性の活躍WG主査
東京大学大学院 教育学研究科教授
本田由紀さん

1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。東京大学社会科学研究所助教授等を経て、2008年より現職。専門は教育社会学。著書多数。近著に『社会を結びなおす』(岩波ブックレット)、『もじれる社会』(ちくま新書)ほか。

 女性の社会進出が叫ばれるようになって久しく経つが、未だ女性にとって本当に働きやすい環境が整備されているとは言いがたい。
 プラチナ構想ネットワークが20~50代の男女を対象に実施した「『女性の活躍』に関するアンケート」(2014年5月実施、有効サンプル合計2067)では、女性の社会進出の阻害要因があらためて浮き彫りになっただけでなく、これまで数値化されてこなかった家族関係や育児に関する影響についても興味深いデータが得られた。
 アンケートを行ったプラチナ構想ネットワーク会長の小宮山宏さんと、「女性の活躍ワーキンググループ」主査であり、東京大学大学院教育学研究科教授の本田由紀さんにそのインパクトと分析について話を聞いた。


 プラチナ構想ネットワークとは、「エコで、老若男女が参加し、一生を通じて人が成長を続け、雇用がある『プラチナ社会』」の実現のために、地域起点のイノベーション運動を展開する全国規模のネットワーク組織。2010年に設立され、現在、250を超える様々な企業や自治体、大学・研究機関などが参加し、「プラチナ社会」実現に向けた啓発やイノベーションの推進活動を行なっている。

 「『女性の活躍』に関するアンケート」の結果について、本田さんはこう話す。

 「女性の社会進出を促進するには、男性の『家庭進出』が大きなカギになるというのは以前から言われている通りです。しかし、その障害になっているのが、『粘土層』と呼ばれる家庭と仕事の両立に理解のない職場の中高年男性の存在。組織の中で管理職も多いこの世代の意識は未だ古く、ワークライフバランスに対しても理解がない。そのせいで、男性の家庭進出、育児家事介護の分担が阻害されているということが、調査結果からうかがわれました」

 粘土層の男性は、“家族を養い守るのは男の責任”“子どもをきちんと育てるためには、子どもが3歳になるまで母親が家にいたほうがいい”“夫より妻の収入が高いのは嫌だ”“女性が男性を立てると物事がうまく運ぶことが多い”といった性別役割分業や男尊女卑を肯定する意識を持っている。さらに、この粘土層が多い職場で働く男性ほど、こういった旧ジェンダー意識が強く、逆に、男性と同じ内容の仕事をしている女性が多い職場で働く男性ほど、旧ジェンダー意識が低いという結果が出た。

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