6月22日に東京コンファレンスセンター・有明にて、ONとOFFを一層知的に明るく生きる働く女性のための学びと出会いの場「日経WOMAN Networkingフォーラム2013」が開催された。この日の登壇者の一人として、生活経済ジャーナリストの和泉昭子さんが「お金の人生設計をどう考えればいいのか~働く女性の経済リテラシーの磨き方~」をテーマに講演した。

手取り収入の1割以上は貯蓄を!

和泉昭子さん
生活経済ジャーナリスト/FP
大学卒業後、出版・放送局を経て、フリーのキャスターとして経験を積み、95年にCFP®取得。07年、各種メディアでマネー&キャリアの情報を発信。プラチナ・コンシェルジュ代表取締役

 講演の冒頭、和泉さんは「年代別平均年収の変化」を示したグラフを会場内に提示。「50代前半で正社員の年代別年収カーブが頭打ちになる」という事実について話した。平均初婚年齢が上昇していることもあり、30代半ばで出産すると、子どもが大学に入学し、もっとも教育資金が必要になる時期に、年収が下がってしまうのだという。出費がかさむわりには収入が減り、この時期から老後の生活資金を貯めようとしても、なかなか思うようには貯まらない。

 高齢者人口の急速な増加や年金財政の悪化もあり、今後、公的年金の支給開始年齢は67歳~68歳まで引き上げられる可能性があると和泉さんは言う。終身雇用制度が崩壊しつつある今、これまでのような充実した退職金制度を望むことも難しい。「自分の力で老後に備える自立型のライフプランが必要とされているのです」。

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和泉さんの話に熱心に聞き入る参加者たち。

 「老後の生活資金を貯めるなら、独身時代や子どもが小さいうちが“貯めどき”ですよ」と和泉さん。収入から支出を除いて「余ったぶんを貯蓄に回そう」と思っていると、いつまで経っても「貯まらない」。「基本は“先取り貯蓄”。最低でも手取り収入の1割以上は積立貯蓄や積立投資で貯めましょう。実家に暮らすシングル女性なら3割は貯めたいところですね」。

 もちろん、貯めるだけが人生ではない。自分の中の「ありたい像」を明確にして趣味や自己投資にもお金を投じていくのがおすすめだ。