知っておくと2倍楽しめる、お正月雑学

2011年12月28日

知ってた? おせちの詰め方にもルールがあった!

一年最初の食事にもおめでたい意味がたくさん! 正しく食べて幸せに。

 新年の楽しみといえば、おとそやおせちなどお正月ならではの食事。おせちの黒豆は「まめまめしく」、昆布巻きは「養老昆布(よろこぶ)」など、その意味合いがよく知られているものもありますが、実は一つ一つにおめでたい意味が隠されています。あなたはいくつ知っていますか?

Q.お正月に使う「祝い箸」。両端が丸いのは何故?

A.おせちを取る時、お料理を傷つけないように B.人との間に角が立たないように 
C.片方を神様、片方を人が使うから

【答え】C.片方を神様、片方を人が使うから
 お正月は備えた食べ物を歳神様と一緒にいただく、「神人共食(しんじんきょうしょく)」の日。祝い箸の両端が丸いのは、片方を神様、片方を人が使うからです。祝い箸によっては片方にあらかじめ「歳神様」と書かれているものもあります。
 本来、祝い箸は春一番に新芽を出す柳の木で作られていました。柳の木は邪気を払う神聖な木とされ、「家内喜(やなぎ)」とも書かれる、おめでたい木です。
Q.お正月にいただく、おせち。かまぼこや昆布巻きなど、一切れずつ分かれている料理をお重につめる時のルールは?

A.奇数 B.偶数 C.家族の倍数

【答え】A.奇数
 「割り切れる」「別れる」偶数ではなく、奇数を詰めます。
 「おせち」はもともと、季節の変わり目の節句(一月七日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日)の時に神様にお供えする料理でした。それが一年の節句の中でもお正月が最も重要視され、お正月料理に限定されるようになりました。
 おせちは歳神様にお供えする供物料理であり、家族の繁栄を願う縁起物の家庭料理でもあります。
 また、おせちをお重に詰める時は
壱の重…おとそを祝うための祝い肴(数の子、黒豆、田作り)、かまぼこ、伊達巻きなど
弐の重…口代わりの酢の物、焼き物、煮物など
参の重…各家庭の自慢料理、煮染めをたっぷりと
 が基本です。
Q.おとそを飲む順番は?

A.年少者から年長者 B.年長者から年少者 C.家長から

【答え】A.年少者から年長者
 おとそは「お屠蘇」と書くように、とそ=悪鬼を屠り、死者を蘇らせるという意味があります。「邪気を払い、不老長寿になれる薬酒」として中国の唐時代から飲まれるようになり、日本には平安時代に伝わったそうです。年の若い者から順番に飲むことで、年少者の若さを年長者に受け渡す意味があるとされています。
Q.かまぼこをお重につめる時は、紅白はどちらの順番に並べる?

A.左が紅 B.右が紅 C.どちらでも良い

【答え】B.右が紅
 日本には「右紅左白(うこうさはく)」といって、向かって右側を華やかな色にする決まり事があります。ひな人形はお雛さまが右、水引も赤色が右側。風呂敷包みでも右側が濃い色になるように包みます。
〜まとめ〜

 古来、日本では数え年が用いられ、お正月はみんながいっせいに年を取る、おめでたい誕生日でした。その日を心待ちにし、幸せを運んで下さる歳神様をお迎えする。日本のお正月行事には「どうぞ良い一年でありますように」という人々の希望や願いが込められています。大震災の後、「自宅で」「家族と」新年を迎えることが、どれほど幸せか、私たちは教えてもらったはずです。来たる2012年が幸せであるよう、心を込めてお正月の準備を始めませんか。

【資料提供/お正月ニッポンプロジェクト

構成/三浦香代子

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