いまや、被災地でなくても、関東近郊ではトイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品などの生活必需品を入手するのも困難な状況だ。働く女性は自宅のストックが切れて、勤務中の合間に買いに出たとして店頭に確実に並んでいるかはわからない。生理用品が切れているのに生理になったらどうしよう…そんな不安を抱えている人もいるのでは。
北里大学医学部衛生学公衆衛生学助教授で産婦人科専門医の太田寛さんは、「家にある布やティッシュ、トイレットペーパーで代用できる」という。「現代人は製品化されたものに慣れてしまい、市販のナプキンでないと…と感じる人が多いのですが、家で普通に洗濯している布やティッシュなどであれば、外陰部に使うナプキンとして清潔のレベルは十分。昔の人は布ナプキンとして、ガーゼや綿花の使用が当たり前でしたから」
簡単なのは、トイレットペーパーやティッシュを折り重ねて使う方法。市販のナプキンが無い場合には、下着を汚さないためには、あらかじめ下着にサランラップを巻いておくと安心だ。1つでも市販のナプキンが残っている場合には、そのナプキンの上にトイレットペーパーを重ねて使えば、量が多くなっても対応できる。
また、太田医師もおススメする、簡単に作れる布ナプキンの作り方は以下のとおり。
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◆使うもの:コットン製の長袖の衣服、吸水するもの(タオルであれば20〜30センチ程度)
1.洗ってある長袖のTシャツの腕部分を、袖口から20センチほど切る。(両腕部分を切ると、わっか状になったものが2つできる)
2.吸水性のあるタオルやティッシュなどを折りたたみ、わっかの中に入れると、即席ナプキンの出来上がり
3.さらにガムテープなどを利用し、切り口の両側からはみ出るように出すと、下着に固定でき、下着への汚れも防げる羽根つきのナプキンになる。
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<作ってみました>



布ナプキンは、洗って何度も使えることから、近年、環境問題の観点で見直されている。紙のナプキンより肌触りが良く、月経のストレスが軽減されるということもあり、自ら手作りをする女性もいる。家にあるタオルハンカチを使って簡単に作れるものなど、布ナプキンの作り方を紹介するサイトはこちらを参考にしてほしい。
◆布ナプキンビギナーのための布ナプ生活ガイド。布ナプキンの入門ガイド。
⇒ ウーマンケアネット
買い占めや買い貯めに走らず、家にあるもので代用するなど、被災地にいない人も生活の知恵を振り絞り、この状況を乗り越えたい。
<プロフィル>
太田寛(おおた・ひろし)
産婦人科専門医、北里大学医学部 衛生学公衆衛生学 助教。
89年京都大学工学部電気工学科卒業後、日本航空株式会社羽田整備工場に勤務。00年東京医科歯科大学卒業。茅ヶ崎徳洲会総合病院産婦人科、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は北里大学医学部に勤務。日本医師会認定産業医、日本産科婦人科学会専門医。北里大の和田耕治医師のサイト(以下参照)で「被災地の妊娠・出産された方のための10カ条」などの記事も執筆。「津波・地震において自分、家族、同僚、地域の健康を守るヒント集」



