エイチ・アイ・エス(HIS)が7月1日時点でまとめた夏休み期間(7月17日―9月30日)の海外旅行動向によると、7、8月に出発する旅行予約は前年の同じ時期に比べ1割強増えている。アイスランド火山噴火などの影響が解消したうえ、為替の円高ユーロ安の効果で欧州や米国など遠距離旅行も好調だった。
ドルやユーロに対し円高が進んだことを背景に、欧州は前年の同じ時期より1割弱予約が増え、米国本土は2割伸びた。ここ数年、人気渡航先の上位はアジアなど「安・近・短」の地域がほぼ独占していたが、2010年は人気都市ランキングでパリ、ロンドンが上位に食い込んだ。4月のアイスランド火山噴火の影響で旅行を見合わせた人が再び欧州旅行を予約する影響もあった。フランス、イタリア、スイス、生誕200周年ショパンコンクールに沸くポーランドなどへのチャーター便が好評だった。
もっともアジア・太平洋地域の人気は依然高く、総合ランキングでは「ハワイ・ホノルル」がトップで、以下「韓国・ソウル」「グアム」「中国・上海」「インドネシア・バリ島」と続いた。デモの影響が大きかった「タイ・バンコク」もトップ10内に入るまで回復した。
予約方法についてはインターネット上で手続きが完結するオンライン予約が高い伸びを示しており、前年の同じ時期に比べ6割増となった。リピート率が高い韓国やハワイは2倍近くに伸びている。ただし欧米など事前の調整が必要な渡航先は、店舗での相談、予約がまだ主流。
出発時期はさまざまで、大型連休がないため、特定の日にあまり予約が集中せず、7月から9月まで幅広く分散している。その中でも旅行代金が高い出発日を避ける傾向も見られ、7月は海の日を含む連休、8月は前半からお盆にかけての出発が人気。7月は17日、8月は7日、9月は18日のそれぞれ土曜日の出発が多い。
■関連情報
・エイチ・アイ・エスのWebサイト http://www.his-j.com/



