2009年に活躍した女性たちが一堂に介して
会場は熱気と感動に包まれた
WOY2010の表彰式はテレビ東京・末武里佳子アナウンサーの司会で始まり、麓幸子・本誌編集長が「今、日本は元気がありませんが、そんな中、こうして活躍している女性たちを紹介できるのは嬉しいこと。女性が頑張れば男性が、そして会社や国まで元気になると信じています」と挨拶。続いてヒットメーカー部門、キャリアクリエイト部門、リーダー部門の受賞者が発表された。
ヒットメーカー部門受賞者からは開発、企画、営業、販売に携わった多くの社員や支持してくれた顧客に感謝する発言が続き、「物づくりに携わる者として、これからも本当に顧客に喜ばれる物を手がけていくのが定年までの夢です」(日本ロレアル・仙石亜希子さん)と、今後も顧客に喜ばれる商品開発を続けていく意気込みも感じられた。
キャリアクリエイト部門では「入社以来1つの会社で目の前の仕事に取り組んできて、いつのまにか30年が過ぎた。歴史ある会社で私のように愚直にやってきてもこうなれるという例だと感じてくれればうれしい」(日本郵船・和崎陽子さん)、「20年間主婦をしてこの歳で政治家になり、このような人生の展開もあると希望や可能性を感じていただけたらうれしいです」(山形県知事・吉村美栄子さん)など、地道に頑張ってきた女性たちからは心からの喜びの声が聞かれた。
リーダー部門ではオーガニックコットンで作った着物姿で登場したアバンティ・渡邉智惠子さんが「昨今は安い洋服がたくさん出回っていますが、環境にも人にも犠牲のないファッションをメード・イン・ジャパンにこだわって作っていきたい」と語り、欠席となった仙台市長・奥山恵美子さんからは「消費者相談を担当し、毎日のように多くの市民と悩み走り回った5年間を思い出しました。今回の受賞は自分がやってきたことは間違っていなかったと感じられ大きな励みになりました」とメッセージが寄せられた。リーダー部門を審査したジェイ・ボンド東短証券の斎藤聖美さんは「リーダー部門受賞者の平均年齢は50.8歳。この年代で綺羅星のごとく活躍する女性を選べて光栄でした」と、アラ還(還暦前後)でも後ろ向きにならずに活躍する女性たちを称えた。
最後に発表された今年の大賞受賞者は都市計画プランナーの西郷真理子さん。「年とともに町のよさが失われ衰退に苦しんでいる。町作りは住民が主人公なので、“都市計画を市民の手に”という方針で今後も受賞を励みに頑張っていきます」と熱く語った。
式には内閣府特命担当大臣・福島みずほさんも列席し、「日本社会はまだ女性活用がうまくできていないので、全国のすばらしい女性をロールモデルとして表彰していることに敬意と感謝を申し上げます。誰もが生き生きできる社会を作れるように、内閣府も楽しく元気に施策をやっていきます」と元気に挨拶し、会場を盛り上げてくれた。
会場を移して行われた祝賀パーティでは、昨年の大賞受賞者の白井恵美さんから西郷真理子さんに花束が贈呈された。02年に大賞を受賞した枡一市村酒造場のセーラ・マリ・カミングスさんが9月生まれの赤ちゃんを連れて登壇し、「皆さんの活躍はまぶしい限り! でも仕事だけでなく家族も大切にしましょう」と中締めの挨拶をすると会場は温かい笑いに包まれた。受賞者や参加者が「今度、一緒に何か企画しませんか」「似たような分野なので接点を持ってやっていきませんか」と新たなビジネスの可能性を探る場面も見られ、パーティは華やかな熱気と今後の希望を感じさせるひとときとなった。



