人間関係が複雑な今 女子の気遣いが大切!
「女性は男性よりも、場の空気を読む力や感情の機微、人と人との相性などを敏感にキャッチする“人間関係センサー”が備わっていると思います」と話すのは、『女性社員のトリセツ』の著者・前川孝雄さん。ひとつの職場に正社員、派遣社員、契約社員、アルバイト…と、様々な雇用形態の人が働く現代のオフィスは、まるでモザイクのように人間関係が複雑。そんな今だからこそ、“場の空気を読むこと”や“人と人とのパイプ役になること”など、女性の特性がビジネスコミュニケーションの場で強みになる。

そんなとき大切な心得が、次ページのポイント2で紹介した、常にビジネス現場での“グー・チョキ・パーの力関係”を意識することや、ポイント3や4の断るときや頼むときに笑顔や理由を添えるという“ちょっとした気遣い”だ。
「経済が右肩上がりに成長しているときは、女性もアグレッシブさを求められましたが、今のような不況下では、細かな仕事をコツコツ手堅くこなせる人材が重宝されます。女性が本来、得意とする相手のニーズを機敏に察したり、ちょっとしたことに気づいて行動したり…といったコミュニケーションが、ビジネス現場でより求められていると思います」と生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは言う。
さらに、一歩進んだ“デキる女子”を目指すうえで、心がけたいビジネスコミュニケーションのひとつが、“チーム軸”で考え、行動するということ。「日経WOMANを読むような向上心旺盛な30歳前後の働く女性は、仕事に熱心に取り組むあまり、ともすると“自分軸”で仕事をとらえてしまいがちです」と前出の前川さん。「“私は、こんなに頑張っているのに…”と、会社や周囲へ不満を抱くことも多いでしょう。しかし、自分軸だけでは成立しないのが会社組織。充実した仕事をするためには、会社や組織、チームの中でどういう役割が自分に期待されているかを常に意識しながら、周囲とコミュニケーションを取って行動する姿勢が大切です」
チームを意識して行動するうえでは、自分の弱い部分、内心思っていることを上司や同僚にオープンにすると(3ページのポイント7)、肩ひじ張らない自然体のビジネスコミュニケーションが可能になる。




