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夏疲れをとる3食材が“効く”理由

2010年8月24日

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レモン2個分のクエン酸摂取で
日常疲れが改善
疲労感を自覚しやすい900人を2群に分け、レモンのクエン酸を2700mg(レモン2個分)配合した飲料と、プラセボ飲料をそれぞれ1日1回、4週間摂取させ、最終的に残った625人のVASによる疲労感の主観的評価を調べたところ、クエン酸飲料の摂取群は1、3、4週目で「全体的疲労感」が有意に低下した。(データ:薬理と治療 35,7,821-28,2007)

 冷やし中華に含まれる3食材(前回参照)は、それぞれ夏疲れにどう効くのだろうか。

 「酸っぱい食材」と「抗酸化成分たっぷり野菜」は、どちらも疲れの回復に、体中にある細胞一つ一つのレベルで働く。

 疲労とは、体内で次々に発生する活性酸素への対処が追いつかず、体内の細胞が傷ついた状態。この細胞の修復に必要なのがエネルギーで、それには「酸っぱい食材」に含まれるクエン酸や酢酸の作用が役立つ。クエン酸や酢酸は、体内で糖分がエネルギーに代わる過程に何かしら関与していると考えられるためだ(下コラム参照)。

 ちなみに、漢方には、酸っぱい物と甘い物を一緒にとると滋養になるという考え方(酸甘化陰(さんかんかいん))も。「必ずしも同時に食べる必要はなく、一食の中で、ご飯などと組み合わせれば、酸っぱい食材の効果は十分に期待できる」と、東京慈恵会医科大学の古賀実芳医師はいう。

 また、カラフルな色彩が特徴の夏野菜には、活性酸素を消去する抗酸化成分がたっぷり。夏野菜の力を借りれば、細胞が傷つくのを食い止められるわけだ。

 一方、ウリ科などの「水分たっぷり野菜」は夏の水分補給に欠かせない。「暑い夏の日にスイカやキュウリがおいしく感じられるのは、体がそれだけ水分を欲しているということ」と、京都府立医科大学の森本武利名誉教授は指摘する。

 漢方でも、キュウリなどウリ科野菜の水分は体液を補い、水分代謝を改善する作用が期待できると考えられている。

 夏はこれら3食材を意識して毎日の食事にとりいれよう。3食材をおいしく組み合わせた次回からの「夏疲れ解消レシピ」もぜひお試しを!

column
酸っぱい食材の疲労回復効果
「分かっていること」と「分かっていないこと」


 レモンや酢といえば、昔から疲労回復効果のある食材として知られる。有効成分の「クエン酸」や「酢酸」が細胞内のクエン酸回路で働き、糖のエネルギー代謝を促しているといわれるが、実は、本当にクエン酸回路で働き、エネルギーを増やすことを証明した研究はない。「エネルギーを増やすというより、その逆で、糖の合成を促す方向に作用すると考える方がまだ自然」(東京大学大学院の八田秀雄准教授)といった意見もあり、専門家の間では「酸っぱい食材」の疲労回復効果に対する評価は定まっていないというのが実情だ。
 ただ、メカニズムはさておき、上グラフのようにクエン酸の日常疲れに対する効果を調べた新しい研究も出てきている。また、酸味によるリフレッシュ効果や食欲増進効果が、夏に食欲が落ちる人の栄養補給を促し、結果的に疲労回復につながることも確かなようだ。

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