ぱっと見た感じは、液晶画面だけしかないパソコンのようにも、大きな「iPhone」のようにも見える「iPad」。実際に、指で触って直感的に操作できるところや、メールやブラウザ、iTunesを通じて写真や音楽、動画を取り込める機能、「App Store」と呼ばれるオンラインストアから、さまざまなアプリをダウンロードして利用できるところは、「iPhone」とほぼ同じ。画面の下にホームボタンがあったり、ホーム画面にアプリケーションのアイコンが並ぶデザインだったり、「iPhone」とよく似ています。
一方で画面サイズは、9.7インチとモバイルパソコン並みの大きさ。そしてアップルが提供する、電子書籍の配信サービス「iBookstore」用のアプリ「iBooks」も、インストールされています。つまり、「iPad」をひと言で表現すると、“モバイルパソコン並みの大きな画面で電子書籍が楽しめ、さらに直感的なタッチ操作で、「iPhone」のようにさまざまなアプリや、音楽、映像、写真などのコンテンツを楽しめる機器”ということになります。
感動をその場で共有できるのはiPadならでは
これだけ聞くと、「なんだ、やっぱり大きいiPhoneなのか」と思う人もいるかもしれませんが、できることは似ていても、そこから得られる体験は、「iPhone」とはかなり違っています。『iPadショック』(日経BP社)の著者でジャーナリストの林信行さんは、その違いの一つに「感動を共有できることがある」といいます。
「iPadは画面が大きくてきれいなので、単純に写真を見るだけでも、iPhoneとは得られる感動が全然違う。さらに視野角が広いので、仲間とその感動を共有できます。実際にiPad用のゲームには、iPadをテーブルの真ん中に置いて、対戦できるようなものがたくさんあります。その場で誰かと一緒に楽しめるというのは、iPhoneにはなかった魅力ですね」。





