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あなたに合った心の相談室の見つけ方

2010年5月14日

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軽いうちにカウンセリングを受けることがうつの予防に

 ココロがつらくなったからといって、すぐに精神科や心療内科に行くのは抵抗がある。そんな人は悩みが軽いうちに、カウンセリングを積極的に活用してはどうだろう。

 そのヒントになるのが住友商事グループの社員をサポートするSCGカウンセリングセンターの試み。一般的に企業内の相談室は利用を躊躇する人が多いが、ここでは05年の設立当初、年間約200人の相談者数がその後も増加、毎年250人以上に。問題を抱える人が増えているのかと思いきや、相談内容は軽くなる傾向で専門医を受診しなくてもよいケースも増えているという。

「仕事や家族、恋愛などでつらくなったとき、悩みが深くならないうちにカウンセリングを受けることで、うつ病などの発症を防ぐ効果があるのです」(同センター・シニア産業カウンセラーの友廣雅子さん)

 異動や中途採用で「早く実績を挙げなくては」と焦る人には、会社は早期の結果を期待していないと肩の荷を下ろさせたり、周囲とのコミュニケーションが取りにくい人には、意思をスムーズに伝える方法を共に考えたりする。時には「社内の人間関係をふまえ、解決法の作戦会議をすることも」(友廣さん)。

 一口にカウンセラーといっても、実力は様々。会社員の患者が多い神田東クリニックのカウンセラーである佐藤恵美さんは、「ネット上のカウンセラー検索サイトの中には、“自称カウンセラー”や、オカルト的な趣味のある人も含まれている場合がある」と警告する。

  次ページに示した施設を入り口にして探すのも一案。臨床心理士やシニア産業カウンセラーなどの資格の有無も目安になる。産業カウンセラーは「会社勤務の経験者も多く、産業組織に関する知識や情報を持っている」(友廣さん)と言う。

 さらに、良いカウンセラーの見分け方について佐藤さんは「カウンセリングの目的や目標を明確にクライアントと共有し、面接回数や見通しなど、ある程度の目処を示せること」を挙げる。また、不眠、食欲不振、不安、焦燥感などの症状がある場合は、カウンセリングだけでなく専門医の治療を受けたほうがよいので、精神科医などと連携しているカウンセラーが良いという。

頭痛や動悸など身体症状がある場合は大学病院へ

 ココロの専門医は精神科や神経科、心療内科を標榜する医師ということになるが(脳神経外科や神経内科は担当外)、最近はストレス外来など名称は様々。ただ、こうした科目は医師免許さえあれば誰でも標榜できるため、スキルの不十分な「自称専門医」にかかってしまう懸念も。

 そこで、まず次のページの学会の専門医リストをあたってみて。次に自分の症状に合う医師を見つけること。最近は医師が自身のホームページ上で、うつ病への考え方や得意分野、所属学会などを表明していることがある。医師名でネット検索すれば、詳しい経歴や論文などを調べることが可能だ。佐藤さんは「精神科医の中には児童思春期や認知症などを専門にする方もいるので確認が必要」という。

 精神的なつらさに加え頭痛や動悸などの身体症状が出ている場合は、他の病気が原因かどうか調べる必要があるので、他の診療科がある大学病院がいい。一方、個人クリニックは信頼する医師にじっくり診てもらえることも多い。佐藤さんは「精神的な病気は大学病院だからといって、必ずしもその人の症状に適した治療が受けられるとは限らない」と言う。マスコミで有名な医師は患者数が増えることもあり、十分な診察時間が取れないこともあるようだ。

 特に働く女性が忘れずにチェックしたいのは予約システム。予約制でもかなり待たされるところもある(完全予約制は待ち時間が比較的少ない傾向にある)。

 実際に医師の診断を受けたときに、不満が多いのは診察時間の短さ。一人に長い時間をかけるのは難しいが、「話を分かってもらえた」と実感できればよしとしよう。ただ、処方されるのは慣れない薬が多いので、説明は不可欠。佐藤さんは、「症状が悪くなったことに対して、その背景を聞こうともせず、薬の増量に依存する医師は考えたほうが良い」とアドバイスする。


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