完璧を求めなくてもいい「ながら」で時間を短縮

 読者アンケートによれば、「朝時間の使い方が上手だ」と答えた人ほど、部屋の掃除を平日や休日の朝にしている割合が高く、一方、「朝時間の使い方が下手」と答えた人ほど、休日の昼や夜に掃除をしていた。

「朝家事を習慣にすることで、暮らしにも仕事にもプラスの効果が生まれます」とは、フラオグルッペ代表の沖 幸子さん。

「夜、帰宅したときに部屋が片付いていると、心地よく豊かな時間を過ごせるので心が安定します。朝の限られた時間内で効率や手順を考えて掃除をするため、計画的な考え方が身に付き、仕事のスピードも速くなる」

 とはいえ、朝はどうしても時間がない…。そんな読者の悩みに沖さんは「朝使った場所や道具は、その場できれいにする。このルールを守るだけで、部屋に汚れがたまるのを防げます」とアドバイス。

「時間のない朝だから、とにかく短時間でできることだけをやりましょう。お湯を沸かした後にケトルを拭く、顔を洗った後に鏡を磨くなど、身支度をしながら簡単な掃除をする『ながら掃除』がおすすめ。『使った時が手入れ時』と心得て」

 今回は沖さんに、朝の身支度をしながらできる掃除メニューを提案してもらった。どれも10秒~3分で終わるものばかり。「完璧を目指さずに、7割きれいになればいい、と気楽に始めてみて。残った汚れは夜や休日など、時間があるときに取りましょう。『できるときに、できることを、できる人がやる』。これが、家事の基本です」