税金が戻ってくる仕組み、申告のステップを知ろう
ここで、どうして税金が戻るのか、その仕組みを簡単に押さえておこう。税金には経済的な負担が大きい人のために、税負担(所得税)から差し引ける「控除」が設けられている。控除の種類は主に「所得控除」と「税額控除」の2つ。

まずは「所得控除」から。医療費控除がその代表例。この額が大きくなるほど税金を減らすことができる。下式を参照してみて。収入から「必要経費」と「所得控除」を引いた所得(課税所得)によって所得税の税率(右図)は変わってくるから、「所得控除」があれば税金も減るというわけ。
課税所得に所得税の税率を掛けた後、ダイレクトに差し引ける控除が「税額控除」。住宅ローン控除が代表例で、控除額がそのまま減税につながるので効果が大きい。だが、所得税額を超える金額は適用外なので、「税額控除」が20万円でも所得税が16万円なら控除により戻ってくる額(還付金)も16万円にとどまる。
確定申告のスケジュールは第1回の通り。「事前に手続きをしておけば、提出まですべてネット上でできる電子申告も利用できます」。会社員や給与扱いの派遣社員が還付の申告だけをするなら、1月から受け付けている。また、還付申告は最長で5年遡れるので、10年中であれば05年の分まで申告できる。忘れていた年があったという人はぜひこの機会に。




