「もやもや」解消にも掃除が効く!

2009年12月18日

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 やる前は気が重くても、やってしまえば部屋もこころもスッキリするのが、掃除。精神科医で赤坂クリニック理事長の貝谷久宣医師は、うつなどの患者に掃除を薦めているという。

 「現代人はこころと体の使い方のバランスがうまくとれていないことが多い。そのアンバランスを修正してくれる方法の一つが、掃除です」

 貝谷医師によると、掃除には次のようなメリットがあるという。まず第一に体を動かすこと。気持ちが落ちこむと、体を動かすのもおっくうになり、家にこもりがち。するとまたあれこれ考えたり、くよくよしたり……。掃除は、そんな悪循環を断つ一種のエクササイズ。しかもいつでも手軽に始められる。

 そして、掃除をするという行為に集中していると、自然と頭の中のゴタゴタが消え、無心になれる。「過去の悔いも未来への不安もどこかに消え、まさに『今に生きる』状態。このような無心になれる時間を持つことは、こころの健康にとって非常に重要」と貝谷医師。

 篠原教授もこういう。「例えばぞうきんでふくという反復動作をひたすら続けていると、気分を調整する作用があるセロトニンが増えてくる。すると脳の中が鎮静化し、ストレスも減る」

 また、汚かった部屋がきれいになると、当然、気分もスッキリする。「きれいにした!」という満足感や達成感も得られて前向きな気分に。家族や周囲の人から感謝され、人間関係も良くなる。「実際、掃除を毎日するようになると、患者さんの顔つきが変わってきます。表情が明るくなり、周囲に対し『ありがとう』という言葉も出てくる。精神療法としての効果も高いです」(貝谷医師)。

 まさに、いいことだらけの掃除効果。篠原教授は、「掃除を義務や負担と考えるのではなく、一種の脳トレ、“こころ磨き”のツールとしてとらえてみては」と提案する。そこで、まずはどんなタイプの掃除が自分に合っているのか、左の質問でチェックしてみよう。「磨き掃除」はストレス解消に、「片づけ」は脳の刺激&活性化に特に効果的だ。

Profile
貝谷久宣理事長
赤坂クリニック
(東京都港区)

精神科医。「掃除の前に、『よしっ!』と気合いを入れたり、親指と人さし指の間の『合谷(ごうこく)』というツボを押したりするのもいい。心身がシャンとします」

篠原菊紀教授
諏訪東京理科大学
脳科学が専門。「掃除や片づけが苦手なのは、その人の“脳のクセ”の反映。高すぎる目標を掲げると挫折するので、『ちょっと大変だが、やればできる』程度で取り組みましょう」

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