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「片付けられない女」から
卒業する8つの方法

2009年12月17日

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完璧を求めない小さなことから変えていく

 「女性は隠れADHD(注意欠陥多動性障害)の人が多いんです。中でも特に、『片付けられない』ことに悩んでいる人の割合は高いですね」と話すのは、久留米大学でADHDの研究をしている山下裕史朗さん。女性のADHDは大人になって発覚するケースが多い。社会に出て、家事も仕事も自立しようとしてもADHDの人は身の回りの整理がうまくできない。物を失くしたり、時間に遅れたりという不注意が原因で職場や人間関係でトラブルが起きることも。そんな環境の変化で症状が目立ち、気付くことがあるという。

 実は、「片付けられない」ことの影響は、深刻だ。ADHDの人に限らず、生まれつき片付けが苦手な人は「どうしてできないの?」と周りから過度に指摘を受けると、「片付けられるようになろう」と思っていても焦りが空回りして上手に処理できず、「自分は無理なのだ」と諦めの気持ちを抱くようになる。「『どうせできない』と思い込むとそんな自分になじんでしまう。『変わりたい』という気持ちも冷め、片付けがうまくなるチャンスを逃してしまいます。自分を肯定できない状態が続くと、うつ病などの二次障害を引き起こすこともあるんです」

 ただ、「誌面を読んで傾向が強いからといって簡単に自分がADHDだと決め付けないで」と山下さんは指摘する。ADHDには軽度から重度のものまであり、症状を聞いただけでは医師でもADHDだと診断できないほど、ボーダーラインが曖昧だという。「今、物事をうまく処理できず、片付けられないと悩んでいる大半の人はおそらくADHDではないと思います。たまにできなくなるという人や生活に支障が出ていない人は健康の範囲内です。忙しくて時間がなかったり、無理だと決めつけて努力していないという人もいるのでは?」

 では、「片付けられない」状態をどう脱却すればいいのだろう。「まずは焦らず、できないことを責める前に小さなことでも自分ができることから始めてみて。決して完璧を求めず、今の仕事や生活がスムーズになることを目指して工夫を凝らすことが先決です」

 下は、ADHDの人もそうでない人も、片付けるのが苦手な人にすぐ効果が出やすい処方箋を紹介。一つずつ試してみよう。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?

Q.どうしてなるの?
遺伝も原因の一つだが、主な要因は脳の機能障害。幼い頃から症状があることが多い。情報を整理する前頭葉を動かすドーパミン(神経伝達物質)が生まれつき少なく、注意の持続、感情や理性をコントロールする前頭葉の働きが鈍り、情報が処理できなくなる。ただ、ストレスや興奮を感じるとドーパミンは増えるため、興味や関心のあることには、集中力や注意力がUPして作業がはかどるのも特徴

Q.どうしたら改善する?
まずは「自分は自分」と認めてあげること。その上で、ADHDを言い訳にして怠けることなく、常に100%を目標にベストを尽くす。そのとき実力以上を求めてキャパオーバーにならないように注意。「できないのは自分のせいでも他人のせいでもない。責めることなくやり方を工夫して。苦手なことも徐々にできるようになります」
自分は自分と認める
100%のベストを尽くす
できないことのやり方を工夫する

Q.どんな人?
不注意で落ち着きがなく、衝動的に行動しがち。計画を立てて行動したり、整理整頓をしたり、時間の経過を感じたりするのが苦手。うっかりミスをする、片付けられない、時間にルーズという人が多い。最も重要な要素は、これらの傾向が7 歳以下から現在まで続いていて生活に支障をきたしていること。以下はADHDの代表的な特徴だ

ADHDの傾向

● ちょっとしたことで注意が逸れやすい
● 整理能力が低い
● 計画性がない
● 時間を守れない
● 衝動的で感情的
● 自分をコントロールするのが苦手
● 常に体や気持ちが落ち着かない
● 指示に従えず、最後まで仕事をやり遂げない
● 課題や作業を順序だてて行うことが難しい
● 仕事に必要な書類や大事なものを失くしてしまう

*重要なのは、以上のようなことが7歳以前からあり、生活に支障が出ていること

ADHDには長所もある!

計画を立てて行動するのは苦手だが、突然ひらめいたり、思いついたりすることが得意。何事にも好奇心旺盛で常識にとらわれないため、企画力や発想力が優れている。クリエイティブな職種に多いそう

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