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数々のヒット曲を持つ、歌謡界の大御所・石川さゆりさん。
しっとりと聴く人の心に沁みてくる歌声の秘密は、技術のみならず、年齢を重ねていく、その姿勢にある。
「変わり続けている」と話す歌とエイジングの関係とは……。

プロフィール
いしかわ・さゆり
1958年1月30日生まれ、熊本県出身。1973年、『かくれんぼ』で歌手デビュー。『津軽海峡・冬景色』『天城越え』『風の盆恋歌』など多くのヒット曲を持つ。日本レコード大賞最優秀歌唱賞、同金賞ほか、多くの賞を受賞。最新マキシシングルCDは、2013年9月にリリースした喜多條忠作詞の『紫蘭の花』(テイチクエンタテインメント)。

 我が家では毎年、おせち料理を手作りします。紅白(NHK紅白歌合戦)のリハーサルの合間にも、自宅に電話を入れて黒豆の火加減をチェックしたりして、我ながら忙しいものです(笑)。

 結婚した23歳のころは、お米の研ぎ方さえ知らなかった私も、娘を育てる中で「食」の大切さを痛感。「食べた物で体が作られて、活動することができるんだもの。せっかくなら体にいい材料や燃料を入れましょう」という意識で料理するように。いつしか料理が大好きになっていました。

 歌、ステージ、料理……。『作る楽しさ』は同じような気がします。完成する面白さはもちろん、手を加えればどんどん変わっていく面白さ。例えば、『津軽海峡・冬景色』は曲をいただいてからもうすぐ37年。詞もメロディも変わらないけれど、私が歌う『津軽海峡・冬景色』は37年前と今とでは違います。“私の歌”は変化し続けています。それは、生きている私という人間を通して詞とメロディを表現するから。

 生きている私は日々、さまざまな出会いで、心が動かされています。身近な自然の中にも発見があります。とはいえ、鳥の声や虫の音、空気の気配といった、移ろう“季節の声”を、喜怒哀楽のさまざまな情感とともに心から聞けるようになったのは年齢を重ねてからのような気がします。

 大好きな旅でもたくさんの気づきがありました。アフリカでは、「日本の最初の雨はいつ降るの?」と聞かれ、「最初の雨」という言葉にとまどった経験が。雨季と乾季がはっきり分かれる現地では、雨季の最初に降る雨は生きるためにとても重要なもの。だからこその質問だったのだと後になって分かり、ハッとしたものです。

 こうしたいくつもの経験を経て、今の私があり、歌に以前とは違う?何か?を込めることができるのです。だから、私にとって年齢を重ねることは、とても素敵なこと。


取材・文/なかおちぐさ 撮影/石倉和夫 スタイリング/馬場郁雄
ヘア&メイク/黒田啓蔵(Three Peace) デザイン/ディッシュ

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス プルミエ誌面でどうぞ。」

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