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あなたの「普通」は誰かの「すごい!」

2015年9月18日

普通を臆せず発信してみよう

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 こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。「ひとり力の作り方」で提唱する「ひとり力」とは、「自分の頭と心を定期的に棚卸し、客観的に見つめて軌道修正していく力」のこと。独身、既婚、家族と同居、ひとり暮らし、子育て中…。どんな状況にあっても精神的、物理的に「ひとり」の時間を作ることはできます。「ひとり力」をつけることで、ほっとしたり、リフレッシュしたり、 リラックスしたり、将来のことを楽しく想像したり、今までの振り返りをしたりできるようになれば、慌ただしい毎日も、心穏やかに過ごせるようになります。 本来のあなたを、あなた自身の手に取り戻すひとつの手段が「ひとり力」をつけることです。第25回の今回は、あなたの「普通」は誰かの「すごい!」をテーマにお伝えします。

■モヤモヤは、書き出して「見える化」する

 深刻な悩みはなく、日々それなりに充実している。でも、時々「今のままで本当に良いのだろうか?」と考えてしまう。SNSを見ると、友達が自分よりもキラキラしてみえて、代わり映えのしない、普通の毎日を過ごしている自分と比べ、ちょっとだけ落ち込む。

 私にも、強みとか、やりがいとか、生き甲斐が見つかる日はくるのだろうか…。

 特に毎日に不満はないけど、充実してる! と自信を持って言えるとは言い難いようなモヤモヤを感じる瞬間を、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 そんなモヤモヤをスッキリに変えていき、目の前の出来事に前向きに取り組めるようにするのに効果があるのは、モヤモヤを書き出し、いったん自分の頭から放してしまうことです。

 頭の中で考えを巡らせるだけでは、同じことを何回も考えてぐるぐる回ってしまい、前に進めません。感情に自分を持って行かれてしまわないように、冷静に自己客観視する手段が「書き出す」ということです。今回は、自分の強みや取り柄が見つからないというとき、ひとり時間を使って書き出してみると効果があるものを2つ、お知らせいたします。

 それは、

「自分がコンプレックスだと感じていること」を書き出す

「自分が当たり前にできてしまうこと」を書き出し、周囲が「すごい」と言ってくれるかを確かめてみる

ことです。

■あなたの普通は誰かのすごい?

 なぜ、「コンプレックスだと感じていること」を書き出すか? その理由は、自分が「苦手だ」と思っていることに、強みややりがいが隠れていることが多いからです。

 実は「●●の専門家」と言われる人は、「●●」が得意だったからではなく、苦手意識を持っていたからこそ、体系化したり研究したりしている場合が多いのです。

 私の周囲は人前で教える立場の人が多いのですが、相手の気持ちを考えるのがずっと苦手だったから、相手の気持ちを配慮できるような話し方の先生をしている人や、公認会計士試験に一度も受からなかったけど、公認会計士試験を研究しまくったお陰で人気ナンバーワンのカリスマ講師になった人など数多くいます。

 私自身も、講演やセミナー講師、書籍やコラム執筆、プレゼン資料作成など、人前に出て「伝える」ことを仕事としていますが、もともとは人前に立つのが苦手でした。「何を言ってるのか意味がわからない」と言われて話を遮られてしまうのが怖くて、人前を避けていたのです。自分がうまくコミュニケーションを取れずに悔しい思いをし続けてきたため、解決する手段をずっと探しつつ、口下手でも表現できる方法を研究してきた結果が「プレゼン」や「資料作成」について伝える立場である現在の姿です。

 勉強がもともとできる人やプレゼンがもともとうまい人は、苦労しなくても自然にできるから法則を体系化できません。でも「できない、でもできるようになりたい」と思い続けている人は、できるまでのプロセスを丁寧に追うことができるのです。だから、コンプレックスはあってもいいし、コンプレックスがあるからこそ、それをことさらに意識することがあなたの強みにつながります。

 このように、コンプレックスは強みの裏返しということを知っておくと、次々と起こるトラブルや落ち込みにも冷静に対処できるようになります。視点が変わるので、日々の出来事が楽しくなります。

 皆さんの中にも必ず、コンプレックスの裏返しで得意になるものがあるはずなので、ぜひ書き出してみてください。

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Profile
池田千恵
池田千恵(いけだ ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/ CONECTA代表。
図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。 http://ikedachie.com/
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