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「朝活」は幸せの青い鳥!?

2015年4月24日

誰かとつるむ暇があったら、ひとりの朝を意識的につくろう

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 こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。

 第3回では、To Doリストを作成したときに浮かびがちな「今日も決めたことができなかった」と落ち込む感情との向き合い方についてご紹介しました。

 この連載で提唱する「ひとり力」とは、「自分の頭と心を定期的に棚卸し、客観的に見つめて軌道修正していく力」のこと。

 独身、既婚、家族と同居、ひとり暮らし、子育て中…。どんな状況にあっても精神的、物理的に「ひとり」の時間を作ることはできます。「ひとり力」をつけることで、ほっとしたり、リフレッシュしたり、リラックスしたり、将来のことを楽しく想像したり、今までの振り返りをしたりできるようになれば、慌ただしい毎日も、心穏やかに過ごせるようになります。本来のあなたを、あなた自身の手に取り戻すひとつの手段が「ひとり力」をつけることです。

 第4回の今回は、みんなで集まる「朝活」のメリットとデメリットについてご紹介します。

みんなで集まる「朝活」をしすぎると、思考の棚卸しができない

 かつて「早起き」は、孤独で地味で、きわめて個人的なものでした。目覚まし時計をセットして寝る。朝、目覚ましが鳴ったら止める。そこから二度寝に入るか、眠い目をこすりつつ起き上がるかは自分の意志次第。別に早起きできてもできなくても、そのことで他人に迷惑がかかるわけでもない。自分が「まあいいや」と思ったら、それまでのものでした。しかし、「朝活」という言葉が2008年ごろ登場したことにより「地味なタスク」だった早起きが、ひとつのイベントとして共有できる土壌ができました。

 早朝から開催するカフェやレストラン、セミナーも増え、「ひとりで黙々勉強やスキルアップに励む」というよりも「みんなで楽しく集まっておしゃべりしたり、勉強する」というのを「朝活」と呼ぶ、というイメージも固まってきたような気がします。(本来ひとりの時間を過ごすことも「朝活」に含まれるのですが…)この傾向は都心だけにとどまらず、もともと早朝オープンをしていなかったレストランを朝活主催者が交渉してオープンにつなげるといったように、地域の活性化にも影響を与えるようになってきています。

 このように、みんなで集まる「朝活」には様々なメリットがあります。

1.早朝から相手がいる予定を立てるので、軽いプレッシャーから必ず早起きできる

2.終了時間が決まっているため、ダラダラと無駄な時間を過ごすことがない

3.朝から人と出会い会話することで、刺激を受けることができる

 しかし、行き過ぎると次のようなデメリットもあります。

1.人と会う/イベントに参加するのが目的化してしまう

2.疲れてしまい、あとの仕事に支障がでる

3.じっくり考える時間が奪われる

 みんなで集まる「朝活」は、職場が近かったり、価値観が似ていたりする人たちが集まるので、仲良くなりやすい特徴があります。しかし逆に、意識して「ひとり時間」を作らないと、「朝活仲間」との付き合いが目的化する危険もはらんでいます。

 第1回でも述べましたが、今は情報過多による「つながり疲れ」が問題となっています。自分自身と向き合う前に人と会いすぎると、「自分がどう思うか」でなく、「他の人がどうしているか」を比べることが日常化し、比べては落ち込んだり、心乱されたりすることが増えてしまいます。

 朝活は「幸せの青い鳥」ではありません。忙しい毎日に流されずにしっかりと段取りを組み、考える時間を取ることができる「静」の時間を「動」で埋め尽くすのはもったいないことです。「朝活でのみんな時間」はリフレッシュのおまけぐらいに思っておかないと、「朝活」している自分に酔ってしまうことも…。皆で集まる形式の「朝活」は、月に1回程度にとどめておくことをおすすめします。

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Profile
池田千恵
池田千恵(いけだ ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/ CONECTA代表。
図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。 http://ikedachie.com/
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